「旅するルイ・ヴィトン」展森山未來が踊る「もうひとつの世界への旅」
「空へ、海へ、彼方へ―旅するルイ・ヴィトン」 展が開催されている東京・紀尾井町に隣接した特設会場にて6月2日、一夜限りのスペシャルパフォーマンス『LOUIS VUITTON : DANCE WITH AI』が披露された。参加したのは、森山未來、川村元気、MIKIKO、真鍋大度、evalaという、現代エンタテインメントシーンを代表する最高峰のクリエイターたち。人間とAIがダンスで競演する「もうひとつの世界への旅」が表現された。
企画構成は、映画プロデューサー、小説家、クリエイティブ・ディレクターとして活躍する川村元気。エキシビションの主題でもある「旅」をテーマにしたその演目のパフォーマーを、俳優業だけでなくダンサーとしても高い評価を得る森山未來が務めた。また、ダンス演出をコレオグラファーのMIKIKO、映像演出をライゾマティクスリサーチの真鍋大度、音楽に気鋭の音楽家evalaが参加。
「人間とAIが共演する、ミクロからマクロへの旅(DANCE WITH AI)」。砂漠をイメージした大地に立つダンサー森山未來。人類がこの世に生まれ、最初の一歩を踏み出し歴史と共に進化してゆく様を、MIKIKOがダンスで表現。森山未來の踊りに、真鍋大度率いるライゾマティクスリサーチが深層学習(ディープ・ラーニング)によって生み出した美しいビジュアルとevalaの音楽が折り重なることで別次元の世界が表出。時代とともに進化しながら、常に「旅」という人類の原点を見つめ続けてきた歴史あるルイ・ヴィトンだからこそ実現した、珠玉のパフォーマンスとなった。
「東京都-パリ市 文化交流事業」として2016年4月23日に幕開けした「空へ、海へ、彼方へ ─ 旅するルイ・ヴィトン」展。来場者数はすでに10万人を超えているが、会期終了の6月19日まで残すところあとわずか(入場料無料)。パリのグラン・パレにて開催され好評を博した同展覧会世界初の巡回展で、ガリエラ宮パリ市立モード美術館館長のオリヴィエ・サイヤールをキュレーターに迎え、創業者一族のアーカイブから今日のルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)を創り上げる人々を通して、1854年から現在までのルイ・ヴィトンの壮大な軌跡を辿る旅となっている。
Volez, Voguez, Voyagez – LOUIS VUITTON
空へ、海へ、彼方へ ─ 旅するルイ・ヴィトン展
会期/2016年4月23日(土)〜6月19日(日)
住所/東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」特設会場
時間/10:00〜20:00
閉館日/月曜日(6/13は13:00オープン)
入場料/無料
キュレーター/オリヴィエ・サイヤール
アーティスティック・ディレクター&セットデザイナー/ロバート・カーセン
アルバム/アスリーヌ社(5カ国語対応)
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HP/www.louisvuitton.com
Text:Yukiko Shinmura