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浜崎あゆみが語る18年
浜崎あゆみが語る18年
「歌うことでバランスを保ってたのかなって」
Ayumi Hamasaki
ここ数年、シンガーという枠を超え、エンターテイナーとしてレベルの高いステージに挑み続けている浜崎あゆみ。並外れたクオリティのステージでファンや観客の心を捉えて離さない彼女が、4月27日発売の「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2016年6月号に登場。全国アリーナツアーを目前に控えた、今の心の内を語ってくれた。
私、こんなにも歌が好きだったんだ
「なんかもう、欲しいモノとかって特にないんですよね」。昨年行われた12年ぶりのファンクラブツアーの後に、彼女はこう話したという。「ファンクラブツアーをしてみて、アリーナとは違いショウ的要素を絞ったステージで歌った時に、『私、こんなにも歌が好きだったんだ』とふと思ったんです」。すべてが集約されたステージこそが彼女にとっての居場所であり、それ以外にはもうなにも必要がないのだと。
今年でデビュー18周年。常に第一線を駆け抜けてきたが、デビュー当時を「いま思えば、どんなアーティストになりたいかはおろか、歌がなんたるかもわかってなかった――」と振り返る。しかし一方で、5月から始まるツアーと同名のニューアルバム『MADE IN JAPAN』の制作過程で感じたのは、「どうしようもなく暗いの(笑)」という自らの変わらない部分。ステージでは笑顔を絶やさず、強い姿を見せなければならない。ともすれば崩れそうな内面を保っているのが歌なのだ。「単純に私が曲を作る作業って、本質の部分を唯一さらけ出して、そうしてアウトプットしながら浄化して、バランスを保ってたのかなって」。
インタビューではそのほか、今年3月に発売された名盤「A BEST」のリマスタリング版についてや、間もなく始まる全国ツアーへの想い、さらに肉体を酷使するステージでのパフォーマンスに備えた日々のコンディション作りなどについても語られている。思わず触れたくなるような美肌を惜しみなく披露したビジュアルも要チェック。進化を続ける歌姫の“今”を、ぜひその目で確かめて。
※「」内はNumero TOKYO 2016年6月号より抜粋
Numero TOKYO
https://numero.jp/magazine/