米NBAプレイヤーのレブロン・ジェームズ(LeBron James)がナイキと生涯契約を結んだ。 巨額の契約金とともにナイキと生涯にわたる契約を結んだレブロンは先日、12年良好な関係を続けてきているナイキについてこうコメントしていたとESPNが伝えている。「本当に謙虚に感じているよ。自分と家族にとって、ずっと信じられないような時間であって、ナイキと(創業者の)フィル・ナイトとそこにいるみんなが、オハイオ州アクロンから出てきた18歳のやせた若造を信じてくれたってことに感謝し、こんなに素晴らしい企業に参加できることにとても幸せを感じるんだ」。
契約内容は発表されていないものの、レブロンはこの契約により毎年6000万ドル(約73億円)以上の収入を得るとみられている。
ナイキは声明の中で「我々のビジネス、ブランド、株主に多大なる価値をもたらすレブロンとの生涯契約に合意したことをここに認めます」「過去12年、レブロンとはビジネスにおいて強固な関係を築いてきましたし、彼の選手としてのキャリア、それ以外でも引き続き発展していく可能性があると我々は見ています」とコメントしている。
度々厳しい直面に立たされた数年を経験したナイキにとって、今回のレブロンとの契約はマイケル・ジョーダンの事実上の生涯契約と同等の大型契約と言われる。同ブランドはタイガー・ウッズがスキャンダルをすっぱ抜かれた際に多額の損害を被ったとみられているほか、それぞれ2012年、2013年にスポンサー契約を切った自転車ロードレース選手のランス・アームストロングや陸上競技選手オスカー・ピストリウスも損害をもたらしていた。