アデル（Adele）のニューアルバム『25』がわずか発売から3日でアメリカの週間売上最高記録を更新した。アデルにとって第3作目となった同作は、23日（月）の時点で発売初週での売り上げが243万枚以上に上り、インシンクが2000年に打ち出した『ノー・ストリングス』の241万6000枚という記録を塗り替えた。この調子でいくと、同作は発売初週で300万枚以上のセールスに達すると見られている。
全英チャートにおいては、発売から3日で50万枚以上を売り上げていることから、これまでにオアシスが保持していた1997年作『ビィ・ヒア・ナウ』で打ち出した初週69万6000枚を上回り、アルバムセールス史上最速の記録を打ち出す見込みだ。
4年間の活動休止期間を経てリリースしたカムバックシングル『ハロー』は全英チャートでこそトップから退いたものの、全米チャートでは依然として1位に君臨している。
そんな怒涛の勢いを見せるアデルは、前作アルバム『19』と『21』、ニューシングル『ハロー』とは異なり、XL/Columbiaレコードからリリースした『25』をアップル・ミュージックやスポティファイなどのストリーミング配信サービスでのダウンロード配信をしていない。
