出産、楽しみだけど怖いなぁって思うこともある
デビュー当時13歳だった彼女はいま、30歳。結婚、妊娠という大きな転機を迎えている。一人の女性として、その人生の変化をどう受け止めているのだろうか? 「出産、楽しみだけど怖いなぁって思うこともあります」。もちろん不安はあるだろう。しかし言葉を進める姿からは、ゆっくりと着実に“母”になっていく決意が感じられた。「『結婚するなら週末婚がいい』と考えていたこともありました(笑)。でもその一方で、『子どもが生まれたら、お母さんとしてやるべきことをしっかりやるんだろうな、私』みたいな予感はあったかもしれません」。そう思えるのは、自分ひとりの時間を楽しむことを優先していた20代があったから。現在はパートナーと一緒に、赤ちゃんがお腹にいる環境を常に楽しんでいるようだ。
自然と「ずっと一緒にいるだろうな」と感じていたという彼と結婚。自由人で友達想い。尊敬するパートナーとの生活について聞くと「たまに旦那さんが子どもみたいに家のなかで隠れて、脅かしてきたりするんですけど…」と、微笑ましいエピソードも。日常を綴るブログに近い身近さと、そこでは語りきれていない一面が垣間みれるインタビューは必読。
マタニティショットでは、大きくなったお腹をお披露目。ロングやミニなど様々なドレスを纏って撮影に挑んだ。それはまるで、天使のような佇まい。柔らかく微笑む彼女の新しい顔を切り取っている。
妻として、母として、そして表現者としてーー。進化する後藤真希から、今後も目が話せない。※「」内はNumero TOKYO 2015年12月号より抜粋