1995年以降に生まれた世代を指す「ジェネレーションZ(GenerationZ)」という言葉をご存じだろうか? 世界的にインターネットが普及し、生まれたときからネットという環境を得たこの新世代の活躍が今、目覚ましい。ヴァネッサ・パラディとジョニー・デップの間に生まれた15歳のリリー・ローズ・デップや、キース・リチャードの孫娘エラ・リチャーズ。早熟な天才たちは、私たちが想像もしなかった未来をいとも簡単に作り上げる。ファッション界においても、2016年春夏のパリコレでは、バレンシアガの新デザイナーとして選ばれたストリートブランド・ヴェトモンの若きデザイナー、デムナ・グヴァザリアが話題をさらった。その一方で、70代の川久保玲は以前にも増してアバンキャルドなコレクションを発表し、80代のカール・ラガーフェルドは最先端の技術をも取り入れて、未来のラグジュアリーを作り上げる。それもまた恐るべき世代といえる。
10月28日発売の「Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)」2015年12月号の特集は「未来を変える新世代」。時代の殻を破り、いつしか正統となったアバンギャルドと、それを塗り替える次世代のアバンギャルドに着目。編集部がピックアップした世界の「GenerationZ」紹介から、二階堂ふみが自らディレクションして作り上げたファションストーリー、さらには母親とシェアしたお下がりを上手にスタイリングする新世代女子のファッションチェックまで。さまざまな切り口で「世代」をいうキーワードを紐解く読み応えたっぷりの特集を、ぜひチェックして。
・才能あふれる二世&三世セレブリティ
・二階堂ふみディレクション ニューヨーク、二十歳最後の私
・セルフプロデュースする次世代ガールズ
・アップカミングなニュージェネスタイル
・シェアを楽しむイマドキ女子