ロンドンのマダム・タッソー館が歴代のジェームズ・ボンド(James Bond)6人をモチーフにした蝋人形を披露した。ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグをかたどった蝋人形たちは同地で6週間にわたって展示される。
それぞれの蝋人形は、オリジナルの衣装を基にアカデミー賞衣装デザイン賞の受賞暦を持つリンディ・へミングが制作した定番の『007』スーツを着用して同作おなじみの拳銃のマークと共に展示されており、ジョージとロジャー、ショーンの3人は腕を組みピストルを構える姿勢を見せている一方で、ダニエルとピアース、ティモシーの3人は腕を下ろしリラックスしたポーズをとっている。
マダム・タッソーの蝋人形制作チームは、今回のジェームズ・ボンドシリーズ制作前にジョージ以外の俳優については人形を作ったことがあったためその寸法はすでに所有していたものの、今回が初の蝋人形化となったジョージについては今年2月にロサンゼルスで測定が行われたという。
20人で構成された制作チームは4か月かけてこれらの作品を完成させており、1体にかかった費用は15万ポンド(約2760万円)だそうだ。
マダム・タッソーロンドンの統括マネージャーであるエドワード・フラー氏は「このワクワクするようなラインナップをロンドンで皆さんに初めてお披露目できたことをとても嬉しく思います。シリーズ24弾がロンドンで世界初公開される1週間前という最高のタイミングです」「マダム・タッソーにあるボンドの蝋人形はいつもファンのみなさんから大人気なのですが、今なら歴代のボンド全員を同時に目にすることが出来るのです!なんと素晴らしい機会なのでしょう!若い頃に見たボンドや、初めて映画館で観たボンド、みなさんがこれから観ることになる新作『スペクター』のボンドなどなど、ファンの方々が自分のお気に入りのジェームズ・ボンドを見つけることを楽しんでいただけると思います」とコメントしている。
ジェームズ・ボンド蝋人形6体は今年12月1日から世界中にあるマダム・タッソーへとツアーに繰り出す予定となっている。