建築に8年の歳月をかけた台北ホテルシーンの新しい金字塔! マンダリン オリエンタル 台北 | Numero TOKYO
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建築に8年の歳月をかけた台北ホテルシーンの新しい金字塔! マンダリン オリエンタル 台北

松山国際空港から車で約5分、5万個のチェコグラスを使ったシャンデリアでお出迎え   2014年5月18日にオープンしたマンダリン オリエンタル 台北。場所は台北の中心地にありながらも緑豊かな敦化北路上に位置し、松山国際空港から車で5分、桃園国際空港から車で約40分、101タワーがそびえる“新都心”信義のショッピング・ビジネス街まで車で約15分。そんな便利な立地にありながらも、ヨーロッパの堅牢な城壁のようなファサードからゲートをくぐると、喧噪が一気に遠のく。   エントランスで目を奪われるのは、シャンデリア! チェコから職人を招へいし、5万個ものピースを組み合わせた、総重量1400kgもの大作だ。しかも制作には職人4~5人がかりで1年を費やしたという。このシャンデリア、下から見上げると、バタフライのよう。全方位から眺めて美しい作品なのだ。    ほかにも型押しされたレザーウォールにハンドメイドの壁紙など、細かく見ていくと、どれも手の込んだ意匠ばかり。館内にアートワークは1700点を数えるとか。これだけ手間がかかっているのだから、建築にのべ8年間かかったというのも納得できる。一方で、こんな一等地ながら8年間も土地を遊ばせていた(失礼!?)という余裕にも、オドロキだ。
ディプティックの香りに包まれるバスタイム。オリエンタルクラブでは朝からシャンパン!   256の客室と47のスイート、13タイプ303室からなるマンダリン オリエンタル 台北。標準クラスのデラックスルームでも55平方メートルもあり、これは台北のホテルで一番の広さを誇る。   ふかふかの厚みのあるスリッパに肌触りのいいコットンのシーツ、広々としたウォークインクローゼットに優雅なバスタブ、そしてレインシャワー……。バスアメニティは持ち帰りたくなる、上品な香りの「ディプティック」だ。 ユニークなのは、客室の入口にある「コンシェルジュサービスキャビネット」。ゲストのプライベートを守るための“やりとり口”で、ランドリーやニュースペーパーなどの受取も顔を合わさずに済ませられる。   最高峰のプレジデンシャルスイートは、約376平方メートル(写真左と右下)! 窓からは台北101を望み、室内にはオリジナルの美術品やカスタマイズされたハンドメイドの家具、高い天井にはきらめくシャンデリアなど、贅の限りが尽くされている。そして24時間専属のバトラーが快適な滞在をお手伝い。   客室やスイートのルームアップグレードを選択すると、いわゆるエグゼクティブフロアの「オリエンタルクラブ」の利用が可能に。朝食には具だくさんのアワビ粥や評判のエッグベネディクトなど、朝から贅沢グルメ&シャンパンもおかわり自由!
アジアのマンダリン オリエンタルでは最大のスパなど、えりすぐりの施設群   2フロアにまたがる「ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・台北」(写真左上)は、アジアで展開するマンダリン オリエンタルの中では最も広い3500平方メートル。スパ施設にはトリートメント前後に利用できるジャグジーやスチームサウナ、ドライサウナ、リラクゼーションルームなどが集まる「ヒート&ウォーターエクスペリエンス」と、12室のトリートメントルーム、スパブティックなどからなる。   おすすめトリートメントはカウンセリングの後、カスタマイズする「タイム・リチュアル」。施術後も、ヘルスケアとフィットネス指導を行い、効果を持続させるアドバイスを行う。また、ここだけのメニューをためしたいなら、昔ながらの調合でブレンドした真珠と塩で肌を磨き、白い泥でみずみずしさを与える台湾ならではの「フォルモサ」を。   また、人気ショコラティエのフランク・ハースヌートのチョコレートが購入できる「ザ・マンダリン・ケーキ・ショップ」(右上)や、台北のど真ん中にいることを忘れる屋外のロマンティックなプール(左下)、エグゼクティブなサービスが受けられる「オリエンタルクラブ」(右下)など、どの施設もこだわりが詰まっている。
マンダリン オリエンタル 台北 住所/158 Dunhua North Road, Taipei 10548, Taiwan TEL/+886-2-2715-6888 URL/http://www.mandarinoriental.co.jp/taipei/

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