展覧会メインビジュアル
47の展示台に47の日本の個性。日本全国47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」にて『NIPPONの47人 2015 GRAPHIC DESIGN』展が開催されている。
旅、物産、地域問題と、毎回さまざまなテーマで “日本のデザインの今” を考えるd47 MUSEUM。12回目の企画展となる今回は、2013年のクラフト作家紹介に続く『NIPPONの47人』の第2弾。グラフィックデザインの力で地域企業のブランディングにも取り組み、地域の魅力を打ち出す富山県代表、宮田裕美詠。地域文化誌やイベントなどを幅広いデザインのアプローチで盛り上げる鹿児島県代表、清水隆司。……などなど、日本全国47都道府県より地域ごとに独自の魅力を放つグラフィックデザイナーの作品を一堂に集め、“新たなデザインの可能性” について問う展覧会だ。
その土地に住み、その土地に暮らし、その土地でデザインするということ。お味噌汁の味付けが違ったり、食卓での言葉遣い、話し方が異なったりするのと同じように、デザインもその地域その風土に合わせて独自の魅力を持つもの。それは、食べ物やおしゃべりと同じように、デザインも人々の生活の中にあるもの、人々の生活に根付いているものだからだろう。北海道から沖縄まで、それぞれ異なったデザインの意識が全国に広がっているのが現在の日本。デザインを通すことによって初めて見えてくる新しい日本のカタチ、新しい発見がここにあるはず!
NIPPONの47人 2015 GRAPHIC DESIGN
会期/4月3日(金)〜5月24日(日)会期中無休
時間/11:00〜20:00(最終入場:19:30)
会場/d47 MUSEUM 東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8階
入場料/一般:500円 学生:400円(小学生以下無料)
TEL/03-6427-2301
WEB/www.d-department.com
Text: Kahlua Tsunoda