「コミュニケーションの未来を創造すること」を目的とするKDDIのウェブサイト「au未来研究所」をご存知だろうか? 同所は、一般の生活者や各界の識者とともに「スマホの次」を発明することを目指すオープンラボラトリーで、2014年度は「衣」「食」「住」をテーマにしたプロトタイプを合計15種類開発したそう。そして今回、その中の一つである、スマホと内蔵センサーが連動する子供向けシューズ型ウェアラブルデバイスのコンセプトモデル「FUMM」が発表された。
「FUMM」は、「いつものお散歩が、冒険に。」というコンセプトをもとに、「ニューバランスジャパン」の協力により開発された未来のお散歩シューズ。同シューズは、「加速度」「気圧」「カラー」「感圧」の4種類のセンサーを搭載しており、これによって子供の動きや踏んでいる地面の色などを識別し、その情報を連動するスマートフォンが受信すると、猫の鳴き声や機関車の音などを鳴るという、子供にはたまらないプロダクト。発表会に登壇したKDDI株式会社宣伝部の塚本陽一氏は、「最近の子供はスマートフォンをかなり使いこなせるが、親としてはもっと外に出て遊んでほしいし、親との会話を楽しんでほしい。「FUMM」があれば、これを通じて親子のコミュニケーションが活性化するのではないか」と期待を語った。同じく登壇したタレントの藤本美貴氏は「見守り機能で子供の居場所がいつでもわかるというのもすごくありがたいです」とコメント。
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「au未来研究所」が子供向けシューズ型ウェアラブルデバイス「FUMM」を発表
今後はウェブサイト上で、どう動くとどんな音が鳴るかといったルールを決めることで、自分たちだけのオリジナルな遊びを創造することもできるようになるのだそう。また、将来的には、目の不自由な人のサポートや玄関で足を踏みならすと鍵が開くという仕組みなど、子供だけでなく大人も活用できるように進化させていく予定だとか。現在は一般発売未定とのことだが、発売されたらまさに「スマホの次」と呼べるデバイスになりそう。今後も「au未来研究所」の取り組みから目が離せそうにない。