ブルックリンの音楽シーンの”今”を切り取った、男女の儚いラブストーリー | Numero TOKYO
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ブルックリンの音楽シーンの”今”を切り取った、男女の儚いラブストーリー

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『プラダを着た悪魔』のスタッフが贈る、男女の7日間の恋模様を綴った『ブルックリンの恋人たち』が公開中。主人公は、アン・ハサウェイ演じる、モロッコで遊牧民の文化を研究する大学院生のフラニー。彼女はミュージシャン志望の弟が事故で昏睡状態になったため、地元のNYに舞い戻る。そこでひょんなことから弟が憧れるミュージシャンのジェイムズと出会い、恋に落ちる。
 
最近、『ANNIE/アニー』や『はじまりのうた』、そして来月公開される『ラスト5イヤーズ』など、NYを舞台にした音楽ものがにわかにブームになっているけれど、中でも本作はより同地の音楽シーンの現在に密着しているのが特徴。例えば、2人がデートで巡るライブハウスでは、シャロン・ヴァン・エッテンやフェリス・ブラザーズなど、NYのインディシーンを盛り上げるアーティストたちが次々に登場する。また、ジェイムズを演じるのはフォーク・シンガーとしても活躍中のジョニー・フリンで、劇中では彼のはかない歌声を聴くこともできる。しかも、彼が歌う劇中歌はジェニー・ルイスとジョナサン・ライスのコンビによる完全書き下ろし! いくら物語がロマンチックでも、流れる音楽がダサいと萎えてしまう。だけど、本作でその心配はない。ぜひ、その目と耳で確かめて!
 
『ブルックリンの恋人たち』
監督/ケイト・バーカー=フロイランド
出演/アン・ハサウェイ、ジョニー・フリン、メアリー・スティーンバージェン
配給:ファントム・フィルム
HP/brooklyn-movie.com/
3月13日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開

 
Text:Keisuke Kagiwada

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