トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)が自伝を出版することになった。ランダムハウス傘下のバランタインブックス社と自伝出版の契約を結んだトミーは、9人の兄弟がいる家庭で過ごしたニューヨーク州エルマイラ時代のことや、ショップ、ザ・ピープルズ・プレイスでファッション業界に初めて乗り込んだものの25歳で倒産、その後巨大なブランドを作り上げた自身の半生をその本の中で綴るという。トミーは「自分の私生活やキャリアの節目を書きながら、過去30年以上のファッション業界での僕の経験を反映させることは、混乱したね」と自伝について語る。
トミーは1985年にトミー・ヒルフィガー・コーポレーション設立後、メンズウェアを基本とするブランドを1992年に立ち上げた。トミーのアメリカ的でプレッピー風のデザインにより同ブランドは世界的な成功を収め、トミー自身は1995年にアメリカファッション協議会(CFDA)によりメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを授与されている。
さらに4人の子供をもうけた元妻スージーのことや、現在の妻ディーと息子のことにも触れられるという同作は、トミー・ヒルフィガーブランドの創立30周年を記念して今秋に出版される予定だ。