リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)がグッチ(GUCCI)の新クリエイティブ・ディレクターの候補に挙がっているようだ。フリーダ・ジャンニーニが来年2月をもって同職から退任するとホールディングカンパニーのケリングが12月12日(金)に発表した後、リカルドがその後任を務めるのではと報じられている。WWDによると、ジバンシイ(GIVENCHY)でクリエイティブ・ディレクターを務め、来年でちょうど在籍10年となるリカルドは、2013年2月に契約更新をしてから2015年10月まで同ブランドに従事する契約を結んでいる状況だという。そのほか、同ポジションの候補には、自身の名を冠したブランドの株をケリングが保有しているクリストファー・ケイン(Christopher Kane)や、同じくケリングが少数株式を保有しているジョセフ・アルチュザラ(Joseph Altuzarra)をはじめ、サンローラン(Saint Laurent)の元クリエイティブ・ディレクターのステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)、ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)のトーマス・マイヤー(Tomas Maier)、エミリオ・プッチ(Emilio Pucci)のピーター・デュンダス(Peter Dundas)、ヴァレンティノ(Valentino)のグラツィア・キウリ(Grazia Chiuri)などファッション界で活躍するデザイナー陣が名を連ねているようだ。
ケリングの広報担当はこれらの予想について、「これら噂についてコメントすることはありません。唯一申し上げられることは、後任の件は進行中ということだけです」とコメントを出さない態度を示している。
一方、CEOを務める夫パトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)もフリーダと共にグッチを去ることが先週発表されていたが、ディ・マルコ(DiMarco)の後任にはマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)が就任することになっている。