レディー・ガガ(Lady GaGa)のニューアルバムは「昔の自分を解剖した」ものになるという。第5作目のスタジオアルバム『アートポップ』を昨年末に発売しているガガは、次回作にはまた違った方向性でアプローチしようとしているようだ。「『アートポップ』はご存じの通り、麻薬制作みたいなアルバムだったでしょ。だから今度は昔の私の死体みたいなものなの。それを私がただ解剖しているのよ」。
先日には『グレイト・アメリカン・ソングブック』からの名曲をトニー・ベネット(Tony Bennett)とカバーしたコラボ作『チーク・トゥ・チーク』を発売したガガは、自身の音楽の方向性が変わってきているため、次回作ではリニューアルした自分を見せてファンを驚かせたいという。「私はファンを驚かせたいの」「でもそれが素晴らしい自分探しの経験だとだけ言えるわ。それが前作とはまったく違う点ね。だってあのアルバムはツアー中に作ったから」。
2作しかヒットシングルが出なかったことから失敗作とも言われた『アートポップ』だが、ガガは自身の若いファン達からの現実逃避として使用されたものであったと擁護している。ガガはYahoo!に「世界中を回っている間に想像を絶するくらい『アートポップ』しちゃっている子供たちにたくさん出会ったわ。あのアルバムで人生が変わった子供たちよ。家庭の状況やトラブル、憂鬱な状態から抜け出すために家にいる時頭の中でトリップするのが『金星』という場所じゃない」と語っていた。