街中をキャンバスに社会的な問題を暴くアーティスト・JRのリトグラフ展
渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて、フランス人アーティスト・JR(ジェイアール)の個展を開催中。パリ生まれのJRは、17歳ごろから屋外の建物などに写真を貼る表現活動を始め、現在はパリとニューヨークを拠点とするアーティスト。世界各国で展覧会を開催し、現地の人々と協力して巨大写真をストリートに貼ることで弾圧、貧困や差別といった地域が抱える問題にアプローチ、世界中に問いを投げかけてきた。2011年には、TED(Technology Entertainment Design)よりTEDプライズを受賞している。また2012年には、「INSIDE OUT PROJECT」と呼ばれる活動の一環として、撮影用のカメラと大型プリンターを搭載した専用トラックで東北の被災地を巡回し、人々を撮影して街中に展示する活動を日本でも行っている。