のぼせ必至!???な温泉×アートフェス『道後オンセナート 2014』 | Numero TOKYO - Part 3
Culture / Post

のぼせ必至!???な温泉×アートフェス『道後オンセナート 2014』


谷川俊太郎/道後舘 ©SHUNTARO TANIKAWA
 
まず見どころは、ミシュランガイドで3つ星を獲得した歴史的建造物にして、日本で唯一の皇室専用浴室を備える「道後温泉本館」。開幕と同時にライゾマティクスによるプロジェクションマッピングが行われ、建物の北面ファサード全体を霧で覆い尽くすという中谷芙二子の『霧の彫刻』や、館内でもアート作品を楽しむことができる。
その他、4月10日のグランドオープンを皮切りに、街中に展示された作品を探して道後商店街や路地を訪ね歩いたり、その場で楽しめるワークショップ、パフォーマンスイベントも開催 etc.…。
 
道後オンセナート
道後オンセナート

杵村史朗『ふりかえる』 ©SHIRO KINEMURA
 
このように、最高の温泉×アートがもはや“掛け流し状態”とあっては、旅館や地元の人々も思わず毎日「姐さん、事件です!」の盛り上がりで、前代未聞の祝祭的時空間へと突入。
「最古にして、最先端。」のアートフェスティバルの名のもとに、いい旅×夢気分で何かが起きる予感がもうもうと立ちこめ、お一人様からあいのり、カップルの逢い引き、婚前&婚後&通い婚、もちろんそれ以外も、行ってよし、浸かってよし、泊まってよし、夢見てよし、のぼせ上がってよし!!
いざ旅立たん、湯煙の向こうへ……☆☆☆..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜・*
 
(※『Numéro TOKYO』2014年4月号 掲載記事を加筆転載)
 
道後オンセナート
道後オンセナート

道後温泉本館の北面ファサードを霧で包み込む作品、中谷芙二子『霧の彫刻』イメージ
 
『道後オンセナート 2014』
期間/グランドオープン:4月10日(木)〜12月31日(水)
場所/道後温泉&周辺エリア
 
information
道後オンセナート 2014 インフォメーション「振鷺亭(しんろてい)」
TEL/089-933-0710
HP/http://www.dogoonsenart.com
 
※『HOTEL HORIZONTAL』の宿泊・見学予約は下記まで。
http://www.hotelhorizontal-dogo.com

 

profile

深沢慶太(ふかさわ・けいた)
 
フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN新社)など。

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