あなたも私も有名人!? 『アンディ・ウォーホル展』を体験せよ! | Numero TOKYO - Part 2
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あなたも私も有名人!? 『アンディ・ウォーホル展』を体験せよ!

(質問2)さっきの回答をそのままコピペして返信したところ、「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」というメッセージが届きましたが、意味がわかりません。どうしたらいいのでしょう。。
 
(回答2)それはウォーホルの最も有名な言葉のひとつです。
 
ウォーホルはシルクスクリーンの他にも、立体や実験映像などの多様な作品、話題の人物へのインタビューを掲載した雑誌『インタビュー』の出版、『アンディ・ウォーホルTV』などのテレビ番組の制作を手がけるなど、多岐にわたる活動を展開しました。
時はおりしも、テレビや雑誌などに加え、実験映画やミニコミなど、アンダーグラウンドの表現手法を通じて、若者による新しいカルチャーが盛り上がりを重ねていた時代。
あらゆるメディアを駆使することで、シンボリックなイメージを次々に発信し、名声を得ていた彼の姿勢を、謎めいた言葉の端にも感じ取ることができます。
 
つまり彼は、アメリカの大衆文化が豊かさの象徴として世界を牽引する中で、そのアイコンである大量生産品やスターの肖像と、メディアによる消費の原理を逆手に取りながら、自分自身を永遠の伝説と化したのでした。
 
ウォーホルが「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」と語ってから、約半世紀。もし彼が生きていたとしたら、名も無き一個人が撮影した写真や動画、二次創作、ネタ画像、はたまた元首相のなりすましTwitter疑惑などが一瞬にしてネットを通じて地球上へと拡散し、炎上やメシウマが日々繰り返される状況を、いったいどのように感じたのでしょう……?
 
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