いわゆる「切り絵」とは一線を画す、繊細かつ大胆な作風が人気の切り絵アーティスト 福井利佐の展覧会『LIFE-SIZED』が、ポーラ ミュージアム アネックスで開催される。期間は8 月9 日(金)から9 月8 日(日)まで。
「まず、自分の作品における「黒」の力の強さに疑問を持ち始めたところからスタートしました。切り絵であるからには、紙なら何色でもよく、表現出来るはずなのに「黒」あるいは色に頼っている部分が大きいのではないかと思い、今回はこの「黒」を消し去ろうと考えました」と福井自身も語る通り、今回展示されるのは、福井の作品では今まで使われることがなかった白をベースとした新作約10点。実際の作品はかなり大きいので、印刷では伝わらない生の切り絵の迫力や緻密さを体感できること間違いなし。「白」という未知なる素材を手に入れたことによって、彼女の作品世界はいかなる変貌を遂げたのか。気になる人はぜひ足を運んでみよう。
福井利佐『LIFE-SIZED』
会期/8 月9 日(金)~ 9 月8 日(日)※会期中無休
会場/ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7-7ポーラ銀座ビル3 階)
開館時間/11:00〜20:00 (入場は19:30まで)
入場料/無料