Beauty / Feature

「NARS」新商品開発エグゼクティブディレクター桑村真波がひもとく、自分らしい肌づくりのヒント

2017年に誕生したナーズのクッションファンデーションから、新しいフォーミュラの「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション SPF50/PA+++」が2019年7月5日にデビュー。つけた瞬間に、くすみや色ムラを端正にカバーしながら、透け感を併せ持ったナチュラルな輝きを放つ。また、紫外線や大気汚染もしっかりブロック。日々の酸化ストレスから肌を守る処方が16時間続くというのも忙しい女性にとっては頼もしい限り! そんな類を見ないベースメイクが誕生するまでの背景や秘話、そして私たちが求める“自分らしい肌づくり”の見つけ方について、ナーズ コンプレクション/スキンケア新商品企画開発部 エグゼクティブディレクターの桑村真波さんにお話を伺った。


──ナーズの開発者として世界中の女性の肌、そしてベースメイクトレンドを研究している桑村さんですが、日本とニューヨークの肌トレンドの傾向について教えてください。

「海外では今、コンシーラーやルースパウダーを重ねて仕上げるマットな肌、つまり“ベイキングメイク”がブーム。SNSでも動画がよくポストされていますよね。一方で日本は、ツヤを仕込んだかのような“ストロビングスキン”が根強い人気です。ブランドの創始者であるフランソワ・ナーズは、国ごとの肌トレンドを追うというよりは、創業当初からずっと変わらないヴィジョンを持ち続けているのです」

4年ぶりに開催されたFW19「リミ フゥ(LIMI feu)」のランウェイで、「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」が使用された。モノトーンのファッションの世界観を引き立てたのは、極上にナチュラルな“素肌感”。
4年ぶりに開催されたFW19「リミ フゥ(LIMI feu)」のランウェイで、「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」が使用された。モノトーンのファッションの世界観を引き立てたのは、極上にナチュラルな“素肌感”。

バックステージのリードを担当したのは、ナーズのメイクアップアーティストの伊藤貞文。
バックステージのリードを担当したのは、ナーズのメイクアップアーティストの伊藤貞文。

──あらためて、ナーズのメイクアップフィロソフィーを教えてください。

「メイクアップは、常にクリエイティビティを必要とするものです。その上で肌は常に“カラーを引き立てる役割を持つもの”とフランソワは考えています。極端な言い方をすれば、肌は存在を感じさせるべきではないともいえます。その上で肌の個性を引き出すためには、ファンデーションをはじめとするベースメイクはスムースでカバー力がありながらも、必ず素肌感を残すということが重要です。トレンドを予測してお客さまにアイテムを届けるのでなく、ナーズが哲学として守ってきた、透けるようなタッチの肌が、近年世界中の女性たちに支持されるようになったことは開発者としてうれしいことです」

──では、これらを踏まえてつくられた新クッションファンデーションの魅力とは?

「2年前に誕生した『アクアティックグロー クッションコンパクト SPF23/PA+++』は軽いつけ心地で、その名のとおり、みずみずしさがキーワードです。一方で、このクッションファンデーションは高いカバー力と肌を16時間守るというロングラスティングな処方が特徴。その背景にはやはり、近年に見られる過酷な自然環境があります。空気中のちりや微粒子に潜む汚染物質や、紫外線といった二大ネガティブ因子は肌のエイジングを引き起こす活性酸素を発生させます。今回ナーズらしい肌の輝きをもたらすために配合したラズベリーやスイカエキスは、偶然にも抗酸化力の高い成分でした。パールやグリッターで無理に肌を輝かせるのでなく、スキンケア効果を高めることで内側から艶やかさをもたらしてくれます。また、SPF50/PA+++という高いサンケア効果も併せて搭載したことで、過酷な状況下にある現代女性の肌を守るということにより注力しました」

──しっかり肌を保護しながらも輝きを放つという、相反する仕上がりの組み合わせにたどり着くまでに、たくさんの苦労があったのでは?

「少なくとも150回は自分の肌で試しました。やはり高SPFを求めると、ファンデーションがどうしてもヨレやすくなってしまうんです。良いテクスチャーが完成したとしても、今度はそれを肌にのせ、一日の生活の中でどう質感が変化するのかを細かく追っていく必要があります。最終的に柔軟性に優れた軽いポリマーを配合したことで、ハイカバレッジでありながら軽やかなつけ心地を実現することができました。これまでにないファンデーションであり、ブランドが目指す“輝きと透明感のある肌”もしっかり受け継ぐことができたと感じます」

──ここまで高機能でありながら、気軽に持ち運べるクッションという形状も魅力的です。

「前作と同様、パフでリキッドをサッとのせた瞬間に、自然なツヤが生まれるという手軽さにもこだわりましたね。肌の上で起こるこの質感の変化は、ぜひ皆さんの肌でも体感していただきたいです。そもそもフランソワは『気楽にメイクアップを楽しもうよ!』という言葉をよく口にしているんです。ヘアカットを失敗したらとてもショックだけど、メイクアップはしっくりこなかったとしても落とせば大丈夫。何度でも挑戦できますよね。肌づくりもメイクアップも、もう少し肩の力を抜いていろんな“自分づくり”にチャレンジしてほしい。だからこそ、私たちは様々なアイテムや広いカラーレンジを提案するようにしています」

「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」が使用された、「リミ フゥ(LIMI feu)」のランウェイ。この秋のメイクの主役は肌。肌と一体化したフレッシュなベースメイクで、トレンドの意志のある女性を完成させて。
「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」が使用された、「リミ フゥ(LIMI feu)」のランウェイ。この秋のメイクの主役は肌。肌と一体化したフレッシュなベースメイクで、トレンドの意志のある女性を完成させて。

──肌による“自分づくり”のヒントをもう少し教えてください。

「例えば、今日着る洋服に合わせたランジェリーを考えるということは、無意識のうちに皆さんも実践されているのではないでしょうか。同じ要領で肌もその日の気分やつくりたい印象、そして洋服などのバランスに合わせて逆算をしたり遊び心を持ったりすると面白いはず。同じボルドーリップでも、マット肌と今回のクッションファンデーションでつくった透明感のあるツヤ肌に合わせるのとでは表情が全く異なりますよね。どちらの選択肢も、自分らしさを探すうえでは大切なプロセスです。この自由度こそがメイクアップの楽しさの真髄といえるかもしれません」

──桑原さんにとって、日本人女性が持つ美しさとは?

「ひと言でいえば『ハーモニアス(Harmonious)』、つまり調和性にあると思います。それは他国にはない、日本人ならではの美しさだと長い海外生活を通して気づきました。ただしその一方で、順応しすぎてしまう側面も見受けられます。そんなときは、メイクアップがもたらす力を借りて、どう自分らしさを表現していくのかを考えてみましょう。そうすれば朝の肌づくりも、今以上に楽しくなると思いますよ」

──新作のクッションファンデがまさに、そんな気持ちを後押ししてくれそうです。最後に、このファンデーションをより美しく仕上げるためのコツを教えてください。

「ファンデーションをパフで軽くとり、顔の内側から外側から軽くタップするようになじませていけば、なめらかに溶け込んでいきます。また、カバー力を高めたい部分にはパフを肌の上にのせ、中心を動かすことなく左、右と動かせばOK。日中の化粧直しや紫外線対策にも、同じ方法でタッチアップしてみてください。くすみを一掃してフレッシュな肌がよみがえりますよ」


ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション SPF50/PA+++[全6色]¥6,300(セット価格・2019年7月5日発売)


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ナーズジャパン
TEL/0120-356-686
URL/www.narscosmetics.jp

Text : Nathalie Lima Konishi  Edit : Hisako Yamazaki

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