美・食・アートが織りなす至福の時間! 「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」で過ごす極上リゾートステイ
年間を通して訪れる人が絶えることない人気観光地・箱根。東京都心からわずか1時間半、近場でのんびりと週末トリップを満喫したい!という願望を叶えるべく、箱根町強羅にある「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」へ。秋限定のアフタヌーンティーからスパ、温泉、アートまで秋が深まる季節に自然の中で過ごす至福のリゾートステイをレポート。
薪と暖炉の温もりに囲まれたリビングルーム
ホテルが位置する強羅エリアは山々に囲まれた自然豊かなロケーション。標高約600mの澄んだ空気の心地よさは思わず深呼吸したくなります。エントランスでチェックインを済ませ、向かったのは大きな吹き抜けのある開放的なラウンジ「リビングルーム」。森の中のロッジのような佇まいで、2階分以上の高さを誇る大きな窓。まさにコンセプトである「箱根の我が家」を再現した、木の温もりたっぷりな落ち着いた空間です。
日中は、木漏れ日が優しく全体を照らし、夜は照明が落とされ落ち着いた雰囲気に。時間帯によって変化が楽しめます。また、秋の訪れとともに中央にある暖炉に火が灯されます。薪の香りとゆらゆらと揺れる炎を眺めながら、自宅にいるような気分で過ごせる至福の時間。20時からはバーラウンジとして、しっとりと大人の夜を楽しむこともできます。ゲストがよりくつろげるようにと、客室内の浴衣を着たまま過ごせるのも嬉しい。
リビングルームでは季節ごとに異なるテーマでアフタヌーンティーを提供しています。11月30日(土)までの期間は、秋の味覚がたっぷり詰め込まれた、味だけでなく見た目にもこだわった遊び心溢れるスイーツやセイボリーが並びます。ペストリーシェフの風戸浩幸氏によるこだわりの品がずらり。
まずは、さつまいもの冷製ポタージュから。さつまいものやわらかな甘みに、添えられたラズベリーと苺のシャーベットの爽やかな酸味がきいてます。スープからのスタートはシェフの「コース料理がスタートする際のワクワクする気持ちをアフタヌーンティーでも味わって頂きたい」という思いが込められているのだそう。
全粒粉のスコーンには食感豊なイチジクと3種のナッツを合わせたジャムと絹ごし豆腐をミルクチョコレートと合わせた、ヘルシーで優しい甘みのジャム2種が添えてあります。青りんごのコンポートをのせたりんごパイや、スパイスと柑橘の皮で香りをつけたシロップで栗を煮てペースト状にしたモンブラン、コーヒーを生地に練り込んだ栗と抹茶のマカロンなど、旬の食材を活かしたスイーツが盛りだくさん。セイボリーでは、ベジタブルサンド、新鮮な魚を使った酸味が特徴のエスカベッシュ、キノコサラダなど、野菜をふんだんに使用したヘルシーで体にも嬉しいメニュー。一品一品手の込んだ優美で上品な味わい。宿泊なしでも利用可能なので、日帰りで立ち寄るのもおすすめです。
ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ
「秋のアフタヌーンティー」
期間/2024年11月30日(土)まで
時間/12:00〜14:30
価格/¥5,200 グラスシャンパン付 ¥6,200(税込、サービス料別)
場所/リビングルーム
予約/0460-82-2000(ホテル代表)0460-82-2027(レストラン直通 11:00〜21:00)オンライン予約
全室56平米以上、大自然を望むマウンテンビュー。
愛犬と宿泊可能なドッグフレンドリールームも
全80室のすべて56平米以上あるという広々とした開放的なゲストルーム。今回、宿泊したのはサンテラス付きのデラックスツインルーム。ゲストのくつろぎを考えた、ホテルと日本旅館のよさを掛け合わせたようなレトロモダンな落ち着く空間です。
マウンテンビューが絶景の見晴し。サンテラスの窓は開閉が可能なので部屋からも箱根の風を感じることができます。箱根三大祭りのひとつにも数えられる「箱根強羅温泉大文字焼」を望むことができるお部屋のご用意も。
愛犬家のリピーターも多いドッグフレンドリールームは全80室のうち6部屋。他のゲストルームとは違い、床は犬の脚に負担がかからないよう考慮した滑りにくいタイル素材、ビニールレザー製のソファにするなど、飼い主さんもわんちゃんも安心してくつろげることができます。窓際には大きめな犬でも安心なケージルームも完備。
純植物性のシャンプーやブラッシングスプレー、ウェットティッシュやトイレシートなど、犬専用のアメニティも充実。客室玄関脇には、犬専用のシャワールームが完備されてるので、わんちゃんと箱根を散策したあとでも安心です。
他にも特別な日に宿泊したいジェットバス付きのスイートルームや、グループ旅行や家族での宿泊にも最適な広々とした畳のスペースが併設されたお部屋など、用途に合わせてさまざまな滞在が可能。
ディナーで訪れたのはリビングルームと隣り合わせの「ダイニングルーム – ウェスタンキュイジーヌ」。今回はこちらでコース料理をいただきました。地元の旬の食材で創り出す西洋料理をメインとしたシェフのオリジナルメニューが揃うレストラン。ダイニングルーム内のワインセラーには料理にぴったりなワインやシャンパンも多数取り揃えています。
コースははじまりの一皿からスタート。この日はカボチャのフラン、パテドカンパーニュでした。続いては、湯引きした真鯛に新鮮な小田原西湘野菜添えた前菜。ほうれん草バジルソースと酸味あるトマトサルサがアクセントになっています。
ふわっと香りが鼻から抜けるポルチーニ茸リゾット。万願寺唐辛子の甘みとチーズの優しい味わいが絶妙にマッチ。香り高い逸品です。メインはお肉と魚、4種の中から選ぶことができます。今回は黒毛和牛A4フィレ肉のグリルをチョイス。とろけるような柔らかさと赤身の旨みにあっさりとした玉葱ピューレと白いんげん豆のソースが相性抜群。
コースの締めくくりは甘さとほろ苦さをバランスよく仕上げたキャラメルムース。さっぱりとした洋ナシのソースにバニラと巨峰のマーブルアイスクリームが添えてあります。最後にはコーヒーor紅茶。小ぶりのお茶菓子もセットで。
「スパIZUMI」で五感を研ぎ澄まし、全身で感じる癒しの時間
ナチュロパシー(自然療法)による本格的スパトリートメントを提供しているホテル直営の「スパIZUMI」では、10月から新たなプログラム「YON-KA フィト‧スリープ‧リチュアル」がスタート。YON-KAはフランスでもフィトセラピー、アロマセラピーのサロンプロダクトとして高い評価を得ているブランド。睡眠の質を向上させるプログラムでYON-KAの厳選された5つのエッセンシャルオイルなどを使用してボディ&フェイシャルトリートメント受けることができます。
まずはスパに併設された温泉へ。大涌谷を源泉とした酸性の硫酸塩泉は美肌効果が高く湯冷めしにくい泉質で、施術前に入浴するとトリートメントの効果をより高めることができるのだそう。身体はぽかぽか、温泉だけでも心身が癒されます。
トリートメントは90分のコースで、身体の緊張を和らげ、鎮静効果のあるフットソーク(足浴)からスタートします。フットソーク後はベッドで背中全体をハンドマッサージ。ローズマリーやラベンダーの香りが室内に広がります。その後、首筋、腰部、みぞおちの下にホットストーンを当てて身体を温める工程へ。じわじわとポイントを刺激され、この時点で眠りに入ってしまいました。続いてフェイシャルへ。温められたソフトピーリングジェルで肌をリセットしたのち、やわらかなエネルギーを持つアベンチュリンクォーツを使ったストレス軽減のためのトリートメント行いました。施術後にはいい感じの脱力感、そして心も身体が軽やかに。
(左)ホットストーン (右)アベンチュリンクォーツ
トリートメント後にはリラクゼーションルームでアフターティーをいただいて、ほぐれた体を実感しながら余韻に浸ります。寝つきの悪い私ですが、その日はぐっすり眠れ、翌日も少し早めの起床でしたがすっきりと目覚めることができました。
スパ IZUMI
「YON-KA フィト‧スリープ‧リチュアル」
期間/2025年3月31日(月)まで
時間/9:00〜21:00(トリートメント最終終了時間 21:45)
価格/90分 ¥33,000(税込・サービス料別)
予約/0460-82-2000(ホテル代表)
URL/https://www.hyatt.com/ja-JP/spas/Spa-Izumi-And-Onsen-Hakone/home
※完全予約制
朝食は「ダイニングルーム – ウェスタンキュイジーヌ」にてボリュームたっぷりの和洋ビュッフェ。小田原のかまぼこなど、箱根ならではの食材も。卵料理はオムレツ、目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵、ポーチドエッグ、エッグベネディクトの中から選んで出来たてを持ってきてくれます。
「自然とアート」を楽しめるポーラ美術館
箱根といえば、多く美術館が点在するアートの宝庫。ホテルがある強羅エリアにもアートを鑑賞できる美術館がいくつかあります。2002年にオープンしたポーラ美術館は、「箱根の自然と美術の共生」というコンセプトのもと、森にとけこむよう景観に配慮したガラス張りの開放的な建築が特徴。ホテル近くの強羅駅からシャトルバスで約8分とアクセスしやすく、自然とアートを体感できるスポットです。
(左)KEIKO+MANABU《Hummin’ Bloom》2020年 (右)ロニ・ホーン《鳥葬(箱根)》2017-2018年
外周にある無料で楽しめる「森の遊歩道」は四季折々の自然を感じられる、全長約1km、約40分の散策路。ブナやヒメシャラなどの美しい樹木や風の音、小鳥のさえずりをときおり感じながら、大きく深呼吸。街の喧騒から離れて心と体を癒やす森林浴はセラピー的効果があるように感じました。
館内にも見どころはたくさん。印象派から現代作家の作品、化粧道具や工芸品など約10,000点を数えるコレクションを中心に展示。ミュージアムショップやカフェレストランも併設されており開催中の企画展に合わせたグッズや限定メニューも提供しています。
フランスを代表するアーティスト、フィリップ・パレーノによる作品《私の部屋は金魚鉢》、《ふきだし(ブロンズ)》。「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」は12月1日(日)まで開催中。
左はキューバ出身の芸術家フェリックス・ゴンザレス=トレス(1957-1996)による代表作《「無題」(アメリカ #3)》。右は一度は目にしたことがあるであろう印象派を代表する画家クロード・モネの《睡蓮の池》。
ポーラ美術館
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL/0460-84-2111
時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
URL/https://www.polamuseum.or.jp/
箱根の山々に囲まれながら、美・食・アートとスイッチを完全オフできる、週末トリップ。これから紅葉シーズンを迎える箱根。心も体もしっかりとリフレッシュできる「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ
住所/〒250-0408 神奈川県箱根町強羅1320
TEL/0460-82-2000
URL/https://www.hyatt.com/hyatt-regency/ja-JP/