大器晩成型ヒップホップ・スター、アンダーソン・パーク『Oxnard』!
ソウルにR&B、ヒップホップ、ファンクからダンスにジャズまで、幅広いスタイルをボーダレスに展開する、アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)の超待望の新作『OXNARD』が完成!ケンドリック・ラマーとのコラボ曲も収録。
LAのアンダーグラウンド・シーンで活動しながら、2015年、ドクター・ドレー(Dr. Dre)に認められ、彼の15年ぶりとなる新作に6曲フィーチャーされたことで一気にスターダムにのし上がったラッパー/ドラマー/プロデューサーのアンダーソン・パーク(Anderson.Paak)。 その才能とセンスは世界中のリスナーのみならずアーティストたちも刺激し、スパイク・ジョーンズ(Spike Jonze)監督によるFKAツイッグス主演のアップルのHomepodのCM「Welcome Home」では、クリエイティブなショートムービーのトーンを決める立役者として、アンダーソン・パークの「Til It’s Over」が起用されている。
自身のアルバムとしては2014年の『Venice』、2016年発表の『Malibu』に続き、生まれ育ったという街の名前をタイトルにした『オクスナード(OXNARD)』が待望のリリース。ドラマーらしい抜群のリズム感をもとに、ソウルフルなヴォーカルとエネルギッシュなラップを器用に使い分けながら、ソウル、ヒップホップ、R&B、ファンクやジャズをシームレスに繋いだサウンドを展開。
特に、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)をフィーチャーしたファンキーでアップテンポな「Tints」は、二人の掛け合いが心地よく、リピート必至の仕上がりだ。アルバムにはその他、プシャ・T(Pusha T)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、Qティップ(Q-Tip)ら実力派アーティストが参加している。
第61回グラミー賞では「最優秀ラップ・パフォーマンス」部門へのノミネートが発表されたばかり。2017年にも2部門でノミネートされているが、“2度目の正直”に期待したい。
Text:Minami Mihama Edit:Masumi Sasaki