エレクトロ・ポップ界のアイコン、ムーが本格デビュー
2015年にメジャー・レイザー&DJスネイクによる大ヒット曲「リーン・オン」に参加し、世界中で注目される存在となった、デンマーク出身のソロシンガー、ムー(MØ)。ポップな個性派アイコンのセカンド・アルバム『フォエバー・ネバーランド(Forever Neverland)』ローンチ。
2013年にソロシンガーとして、ムー(MØ)の名で活動を開始したデンマーク出身のカレン・マリー・エルステッド(Karen Marie Ørsted)。2015年にメジャー・レイザー&DJスネイクによる大ヒットシングル「リーン・オン」に参加すると、スイートでパワフルなヴォーカルとキュートなルックスにより、瞬く間に世界中で注目される存在に。続いて、2016年のメジャー・レイザーのシングル「コールド・ウォーター」では、ジャスティン・ビーバーとも共演を果たしている。 もともとはパンクにルーツをもつという彼女が、メインストリームなポップシーンに進出することに対して、「子供の頃はポップ・ファンだから、その後もずっと私の中にポップという要素はあったのよ。ただ、それと同じくらいに、よりエッジーな音楽も愛していた。従って、自分が作るポップ・ミュージックを何らかのエッジや主張の強さ、或いはパンク的なエネルギーで色付けることが、私には重要だったわ」とオフィシャルインタビューでは語っている。
今年で30歳を迎えた彼女は、2014年のデビューアルバム『No Mythologies to Follow』(日本では輸入盤のみ)、昨年発表したEP『When I Was Young』に続き、『フォーエバー・ネバーランド(Forever Neverland)』をリリース。滞在していたロサンゼルスを、若々しいクリエイティビティがみなぎる“ネバーランド”に喩え、かつてはパンク・バンドのヴォーカルとして活動していたこともある彼女ならではの、エッジのきいたエネルギッシュなポップソングを堪能できる。
昔から彼の作るビートとサウンドのファンで親交の深いディプロ(Diplo)とのコラボとなる「Sun In Our Eyes」、チャーリーXCXをゲストに迎えた「If It’s Over」を含む14曲に加え、日本盤ボーナストラックにはヒットシングル「Final Song」も収録。
ちなみに、2018年1月に公開されたディプロのシングル「Get It Right」でもコラボし、2人が一緒にダンスするという演出のMVも話題を呼んだ。
昨年、ショートヘアにイメージチェンジして以降、トレードマークだったボーイッシュでストリートなスタイルから、よりフェミニンな着こなしも楽しめるようになったという彼女。MVやステージで披露されるフレッシュなファッションにも注目してほしい。
Text:Minami Mihama Edit:Masumi Sasaki