ジュエリーブランド「Alighieri」が「英国デザイン クイーン エリザベスII アワード」を受賞! | Numero TOKYO
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ジュエリーブランド「Alighieri」が「英国デザイン クイーン エリザベスII アワード」を受賞! 

2月にロンドンコレクション出張へ行ってきました。最終日には、第3回目となる「英国デザイン クイーン エリザベスII アワード」に出席。ジュエリーブランドの「アリギエーリ(Alighieri)」に賞が贈られました。

「英国デザイン クイーン エリザベスII アワード」は、第一回目に受賞したリチャード・クィン(Richard Quinn)で記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

毎回、ロンドンコレクション中にサステナビリティーに力を入れているイギリスブランドに賞が贈られるこのイベントも今回で3回目。

授賞式の会場となったのは、ハットングリーン(Hatton Green)にあるSt Ethldreda’s RC Churchという教会。ロンドンでハットングリーンといえば、昔からジュエラーが集まるエリアとして知られています。(個人的にロンドン在住時代通っていたオフィスがこのあたりだったこともあり、とても懐かしい場所! センターで交通の便も良く、治安もよく、少し高めですがお高い雰囲気もあまりなく住むにも快適な場所です。)

会場に着くと、いたるところに、今回アワードが贈られるブランド「アリギエーリ」のジュエリーが飾られていました。「アリギエーリ」という名前でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この名前は戯曲作家で知られるダンテ・アリギエーリからとったそうで、ジュエリーは全てギリシャ神話のようなモチーフがメインにデザインされています。

ゲストやプレスが集まってきたところで、授賞式がスタート。この授賞式、授賞されるブランドでももちろん注目されますが毎度授賞式に期待されるのは、誰がデザイナーを表彰するかということです。なぜなら、第一回目のリチャード・クィンの時にはエリザベス女王ご本人が出席され、表彰したからでした。あの時招待されていたゲストは皆一同に嬉しびっくりといったところ。第二回目はカミラさんだったので、となると今回は、ケイトか…!?(ハリー&メーガン夫妻はすでにカナダ移住してしまった後だったのでメーガン王妃の可能性はなくなり)とプレゼンターが誰になるかでも話題に。

実際に表彰したのはグリーンのスーツを着こなすアン王女。アン王女からトロフィーを贈られた「アリギエーリ」デザイナーのロシュ・マータニ(Rosh Mahtani)さんは「独学でジュエリーデザインを学び、環境について配慮してきただけに、このような名誉あるアワードを受賞できたことはとても光栄なこと。また、ブランドのスタジオがあるここハットンガーデンで受賞されるということもとても意味のあることです。(最近地価値上がりによって、ジュエラーがこのエリアから消えつつあることもあり)」というコメントともに嬉し泣き…! 以前からブランドのジュエリーを撮影などで使用し知ってはおり、そのストーリーテリングでエターナルなデザインに心惹かれていましたが、サステナブルに配慮されたブランドだったとは知らず、改めてイギリスブランドやイギリス人の自然への配慮を感じた瞬間でした。

日本ではトゥモローランドなどで購入可能。オンラインでは、お馴染みのファーフェッチマッチーズエッセンスなどでも買うことができます。

ぜひぜひチェックしてみてください。

Profile

大岩翠Midori Oiwa ファッション・エディター/フォト・エディター。大学卒業後、渡英。ロンドンのファッション誌でアシスタント経験を積む。2018年に帰国し、『Numero TOKYO』に参加。現在は、海外撮影のカバーストーリーをメインに、ファッションコンテンツを担当しているほか、フリーのエディター、スタイリストとしても活動中。去年から猫を飼い始め、愛猫と一緒に寝るのが何よりも癒し。おかげで引きこもりがちなので、今年こそは海外旅行のルーティンを取り戻したいとたくらみ中。
Instagram: @midorioiwa

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