注目の若手がコラボ「Prada」ファッションストーリー撮影の舞台裏 in LA | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

注目の若手がコラボ「Prada」ファッションストーリー撮影の舞台裏 in LA

本誌では載せられなかったアザーカット。グラフィカルなパターンのサマーニットセットアップに、オレンジのレザーバッグを携えて。
本誌では載せられなかったアザーカット。グラフィカルなパターンのサマーニットセットアップに、オレンジのレザーバッグを携えて。

現在発売中の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年6月号のカバーとプラダのファッションストーリーは、昨年末のLAで撮影してきました。あの頃は、数ヶ月後の未来がこんなに混沌とした世界になり、海外に行くことも簡単にできなくなるとは想像もつきませんでしたが… … 。本誌では載せられなかったアザーカット写真をご紹介すると共に撮影を振り返ってみました。

今回撮影してくれたのは、カルロッタ・コール。これまでモデルとしてキャリアを積んできた彼女ですが、最近は元来目指していたフォトグラファーに専念しているそう。実は、あのペトラ・コリンズとも大親友で、一緒に来日したこともあるんだとか。

そんなカルロッタが撮影したのは、モデルのティア・ジョンソン。
こちらも今、若手の注目株で、おでこの白斑が美しい彼女はあのリアーナにも認められ、Savage x Fentyのデビューキャンペーンにも起用されたのです。

ロケーションとなったのは、ヴェニスビーチ。いつも人で溢れていると勝手に想像していたのですが、意外にもそこまで人は多くなく落ち着いて撮影できました。

表紙となったカットを撮影するときには、カモメが近寄ってきたり、

満潮時で波が荒れめだったり、

本誌では載せられなかったアザーカット。ベロア素材のドレスで、サマースタイルにヴィンテージなラグジュアリー感を添えて。

モデルのティア、フォトグラファーのカルロッタともに海の中にどっぷり浸かって撮影する場面も。(カルロッタはジーンズを履いたまま、頑張って撮影してくれました)

そんな、今後も活躍を期待したい二人がコラボレーションしてくれたサマーストーリー。頑張りすぎず、力を抜いたエレガンスが今の気分にぴったりな、プラダ2020春夏コレクションの服も素敵なのでぜひ本誌をチェックしてみてください。

また海外撮影へ行ける日が早く来ることを祈って。

Profile

大岩翠Midori Oiwa ファッション・エディター/フォト・エディター。大学卒業後、渡英。ロンドンのファッション誌でアシスタント経験を積む。2018年に帰国し、『Numero TOKYO』に参加。現在は、海外撮影のカバーストーリーをメインに、ファッションコンテンツを担当しているほか、フリーのエディター、スタイリストとしても活動中。去年から猫を飼い始め、愛猫と一緒に寝るのが何よりも癒し。おかげで引きこもりがちなので、今年こそは海外旅行のルーティンを取り戻したいとたくらみ中。
Instagram: @midorioiwa

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