40歳すぎの初登山で富士山へ! | Numero TOKYO
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40歳すぎの初登山で富士山へ!

いつか富士山に登ってみたい。そう思いながら先延ばしにし、気づけば夏が終わり……を繰り返して来ました。登山歴なく頑張って富士山に登った周りの人たちの体験談が、あまり前向きにさせないものだったからかもしれません。「星のや富士」が実施している「グラマラス富士登山」プログラムを聞きつけ、今度こそ本当に富士登山することに!

日本初のグランピングリゾート「星のや富士」が、期間限定で実施している大人気プログラム「グラマラス富士登山」。富士登山のプロフェッショナルたちのサポートで富士登山し、前後に「星のや富士」にステイするというなんとも至れり尽くせりなコース。これならば登れるかも!と富士登山にトライすることに。 ガイドくださるのはベテランガイド、「富士山登山学校ごうりき」の近藤光井一さん。ガイド歴20年近く、率いるツアーは富士山登頂率90%(平均は50%程)とあれば、安心です。このプログラムでは、登山一ヶ月前から、電話やメールによるカウンセリングで、体調管理と装備品のアドバイスをしてくれます。一人一人の状況を見極めサポートしてくれるので、もう「登れそう!」ですよね。

今回の富士登山はバスや車で行ける富士スバルライン5合目からスタートする吉田ルートで。吉田ルートは他ルートとよりも比較的登り降りしやすく、ビギナーにおすすめとのこと。 5合目ですでに2000m超なので、高地に体をならすべく到着して2時間程すごします。近藤さんガイドでいよいよ登山! しばらくはなだらかな道が続きます。富士山の歴史や文化、自然についてのレクチャーを受けながらの登山。知らずに登るよりもずっと楽しめます。

「呼吸をふかーくゆっくりしましょう」と近藤さん。途中途中にきちんと休憩を取ります。きっと自己判断だったら、行けそう!が先だって無理しがち。空気の綺麗なところで、普段しない深呼吸を何度もして、体にいいことしている気分に。途中の岩場も、スティックの使い方や足の運びの説明をくださるので、難なくクリア。

まわりを見ると8割ほどが海外の方。それもたまに通りすぎる程度。というのも7月1日の山開きの段階で、山頂付近での石積みの崩れの復旧工事が終わらず、8合5勺までしか行けないことに。日本人は頂上まで行けないなら別の機会にしようと思われる方が多かったのかもしれません。富山登山歴年のガイド近藤さんに「こんなに空いているなんて、ラッキーですよ」と言われたほど。気がつけば7合目まで到着。山小屋が見えて来ました。

今回道具はすべてレンタル。初めは登山靴だけ買おうかなと思ったのですが、靴を慣らす時間もなく、既にやわらかくなっているレンタルの方がいいのでは、という登山している知人のアドバイスもあり、靴もレンタルに。フルパックセットでレンタルできるLa Montさんからお借りしました。ネットの事前予約制で、ウェアやザックも色のセレクトまでできるんです。これはポイント高い! 私はブルー系をチョイスしてトータルコーディネート。見た目だけこ慣れた風味。必要なものが揃っていて1泊2日¥16,890なんてリーズナブルなのではないかと。しかも5合目でリース&返却ができるのでその前後もラクラクです。

第2回に続く。

40歳すぎの初登山で富士山へ!

Profile

水戸美千恵Michie Mito マーケティング・ディレクター/エディトリアル・ディレクター。大学時代にジャーナリストアシスタント、ライターとして書籍、雑誌に携わる。卒業後扶桑社へ入社し、女性ファッション誌を経て『NumeroTOKYO』創刊1年目より副編集長に就任。ファッションページ制作や取材のほか連載「YOUのテキトーく」「佐久間由美子が聞く 女性表現者たちの闘い」を担当。趣味は歴史や文化をテーマにしたプラベートトリップで、西ゴート族追っかけ旅、スターウォーズロケ地旅などを経験。座右の銘は「いつも心にナンシーを」。
Instagram: @mitomiche

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