竹内涼真の人気の理由 | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

竹内涼真の人気の理由

活躍目覚ましい俳優、竹内涼真が「ヌメロ・トウキョウ」2018年1・2月号に初登場!写真家の川内倫子さんが、ボッテガ・ヴェネタのクルーズコレクションを纏った竹内さんを撮り下ろしてくれました。

連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)でヒロインの恋人役・島谷純一郎役を演じ「島谷くんロス」現象を生み出し、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の麦野初役で女子の心を鷲掴み、現在放映中の『陸王』(TBS系)での長距離ランナー茂木裕人役の熱演も話題に。写真家の川内倫子さんが撮り下ろした、ボッテガ・ヴェネタのクルーズコレクションを纏った竹内さん。身長185㎝の『陸王』で引き締まったボディ、大人っぽさと少年らしさの二面性を持ち合わた彼ならではの魅力で、メゾンのルックをさらりと着こなしています。インタビューでも元スポーツ選手らしい男気を感じました。ここで一部を公開。

──名門・東京ヴェルディユースの出身。あの本田圭佑選手でさえユースには入れなかったわけで。その狭き門をくぐり抜けた上での経験は大きいですよね。

「いろんなことを学びましたが、一番は動じなくなったこと。メンタルが鍛えられますよね、スポーツをやっていると。今も現場が続き、体力的にぐったりすることはあっても精神的に凹むとかは滅多にないですし。何事においても自分を保ち、ブレなくなりました。それを意識的に…一度気持ちを整えて練習や試合に臨むうちにやれるようになったことは、役者の仕事でも役立っているかもしれません」

──今年は連続テレビ小説『ひよっこ』に、脚本家・遊川和彦さんが手掛けた『過保護のカホコ』、日曜劇場『陸王』など話題作・注目作への出演が続いていますが、プレッシャーや緊張はなかった?

「プレッシャーがないと言えば嘘になりますし、緊張もしますけど、いい意味でのプレッシャーや緊張に持っていくことが大事だと思うんです」

──自分でコントロールできる?

「ハイ、癖付けています。それができないと本番で力を出せないし、周りに迷惑をかけることにもなりますからね。いま出演している日曜劇場であれば今回が(『下町ロケット』以来)二度目。顔なじみのスタッフさんに成長した姿をお見せできる楽しみのほうが大きいです」

「できる」と信じている

──『陸王』では膝のけがから再起を目指す長距離選手を演じるに当たり、駅伝の名門・青山学院の原監督からの厳しい指導を受けたとか?

「練習ではぶっ倒れるまで走った日もあったし、めちゃくちゃキツかったですけど、耐えられないほどではなかったです。例えば10本走るとして、キツイのは走る直前まで。要は気持ちの問題なので、最後まで何とか走れるんですよ。『ちょっと待ってください』と言って休むことは簡単ですが、そこを乗り越える。そうすることで強くなれるんだと思います」

──ハートの強さはいつ頃から?

「自分を客観視して、今どういう状況にいるのか、何をやるべきかがわかるようになってきてからですね。そこから前向きに考えられるようになってきました。僕自身も以前、いま演じている役と近い経験をしたんですけど(足首のけがでサッカーを諦めた)、その時にどんなふうに思ったかを考えて。じゃあ、それと真逆のマインドで臨んでみようと」

──“一人自己啓発”したんだ。

「(笑)、『大変だ』と思わないようにしていて。もちろん、キツイときもあります。でも、どの道やらなければいけないことだったらマイナスに考えても仕方がないし、だったら前向きに捉えたほうがいい。サッカーもそうでしたが、そもそも自分の好きなことを、自分の意志でやっているので大変とは思わないですね」

──元日本代表の中田英寿さんも事あるごとに「好きなことをやっているから大変とは思わない」と。

「俳優の仕事を始めて5年もたっていないし、ずっとやってきたことを一度忘れてゼロから始めたので、まだ新鮮なことのほうが多い…というか。役者の仕事も好きでやっているから、その(『大変だ』という)概念すらないのかもしれないです(笑)」

インタビューの続きは本誌で、彼の魅力をたっぷり堪能してください。

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ヌメロ・トウキョウ
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Profile

水戸美千恵Michie Mito マーケティング・ディレクター/エディトリアル・ディレクター。大学時代にジャーナリストアシスタント、ライターとして書籍、雑誌に携わる。卒業後扶桑社へ入社し、女性ファッション誌を経て『NumeroTOKYO』創刊1年目より副編集長に就任。ファッションページ制作や取材のほか連載「YOUのテキトーく」「佐久間由美子が聞く 女性表現者たちの闘い」を担当。食、旅、アートも好きなもの。座右の銘は「いつも心にナンシーを」。Instagram: @mitomiche

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