星のや富士で葡萄を楽しみつくす「グラマラス葡萄ステイ」体験! | Numero TOKYO
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星のや富士で葡萄を楽しみつくす「グラマラス葡萄ステイ」体験!

日本初のグランピングリゾートとして2015年に誕生した「星のや富士」。四季折々の自然を楽しめる河口湖を望む絶景のロケーション。その場所での体験をテーマにした独自の宿泊プログラムも人気。9月1日〜30日までの特別プログラム「グラマラス葡萄ステイ」を体験してきました。葡萄でグラマラス? その内容は、葡萄農園での収穫、ワイナリーでのランチ、ワインビネガーツアー、「星のや富士」での葡萄ペアリングディナーと、葡萄について知り、堪能し尽くす葡萄の名産地ならではのスペシャルな滞在プログラムです。

葡萄農園で自分好みの葡萄を見つける!

プログラムでまず訪れたのは、農園「葡萄専心」。葡萄畑がとても美しく、一気に東京の喧騒が遠く感じられます。「葡萄専心」では、シャインマスカットから、クイーンニーナなど近所のスーパーではあまりお目にかかれない品種まで育てているそう。農園の方から葡萄の育て方や、品種による特徴を教えていただきながら、利き葡萄のように10種程を少しずついただきました。驚くほど味わいが違い、自分好みの品種を見つける楽しさったらないです。どれも別な美味しさで悩みましたが、クイーンセブンをチョイスし、収穫。一部は「星のや富士」でのディナーコースのデザートに仕立ててくれます!


※葡萄の種類は時期によって変わります。

ワイナリー直営レストランでランチ

「グラマラス葡萄ステイ」のためのスペシャルランチコースをいただくのは、100%日本産葡萄を使用した日本ワインを醸造する、世界からも注目されている勝沼醸造の直営直営レストラン「レストランテ”風”」。甲州市勝沼町の高台にあり、窓からは葡萄畑や秩父連山が一望できます。地元で収穫された旬の野菜や果物、もちろん葡萄もふんだんに取り入れたお料理をペアリングワインとともに楽しみました。何より甲州ワインの奥深さに開眼! 程近くにある勝沼醸造ワイナリーもおすすめ。ワイン約20種楽しめるテイスティングサーバーと葡萄畑が見渡せるテラスもあって、旅行気分が上がります。

メイドインジャパンのワインビネガーを知る

続けて訪れたのは「アサヤ食品」。1959年から無添加・純国産にこだわってワインビネガーを造り続けています。地域の葡萄農園の規格外葡萄を原料にするというサステナブルな取り組みにも注目です。多品種の葡萄を使って醸造されるワインビネガーづくりについて、試飲しながら学びました。家に常時10種類ほどのビネガーがスタンバイしているビネガー好きとしては、とても興味深い内容でした。バルサミコ酢などお土産も買えて満足。「スイートビネガー桃」は酸味とほのかな甘味のバランスがよく、オリーブオイル、塩胡椒、たっぷりのパルミジャーノレッジャーノとミックスしたソースは、お肉ともお野菜とも抜群の相性。

静寂と洗練に包まれるリゾート

リゾート外でのプログラムを終えて「星のや富士」へ。チェックインは、森の麓に佇むミニマルなレセプション棟にて。スタッフに荷物を預け、専用車に揺られて向かうのは、森の中腹に点在するキャビン(客室)。40室あるキャビン(客室)は全室レイクビュー。開放的なテラスリビングには大きなソファがあり、部屋にいる時間のほとんどをテラスで過ごしました。

葡萄ペアリングディナーを堪能

「星のや富士」の滞在で、いちばんの楽しみは“食”体験。今回のプログラムでいただく「葡萄ペアリングディナー」は森の静寂と焚き火の炎が感じられるアウトサイドで。「鹿のタルタル 赤ワインビネガーソース」「岩魚のポワレ チーズリゾット」など地元の旬な食材にワインビネガーを使用したメニューもラインナップ。「勝沼醸造」のワインをはじめとしたワインペアリングも新たな発見があり、一皿ごとに葡萄の素晴らしさを感じます。デザートは収穫した葡萄をふんだんに使ったパフェ。至福のひととき。

朝食は、キャビンのテラスで楽しむ「モーニングBOX」。スパニッシュオムレツに、チキンとフルーツのサラダ、ミネストローネスープにオリジナルブレンドのコーヒーなどがボックスに。湖を眺めながら味わう朝食は、格別です。

グランピングの、その先へ

「グラマラス葡萄ステイ」は、葡萄がもたらす恵みを存分に堪能する特別な時間でした。「星のや富士」では、自然とラグジュアリーが調和したここでしか味わえない、五感を研ぎ澄ますプログラムが充実。季節を楽しむ新たな旅のスタイルがここにあります。

星のや富士
URL/https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyafuji/

Profile

水戸美千恵Michie Mito 編集長。大学時代にジャーナリストアシスタント、ライターとして書籍、雑誌に携わる。卒業後扶桑社へ入社し、女性ファッション誌を経て『NumeroTOKYO』創刊1年目より副編集長に就任。連載「YOUのテキトーく」「佐久間由美子が聞く 女性表現者たちの闘い」を担当。好きなものは、ファッション、食、旅、アート。座右の銘は「いつも心にナンシーを」。
Instagram: @mitomichie
 

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