豪華「MET ガラ」の裏側を映画でヴァーチャル体験 | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

豪華「MET ガラ」の裏側を
映画でヴァーチャル体験

NY時間の5月1日に開催された「メットガラ(MET GALA)」。世界中から錚々たるセレブリティたちが集結し、素晴らしいオートクチュールドレスを纏いレッドカーペットに登場した。展覧会と豪華絢爛な一夜のために奮闘する8カ月に密着したドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』が公開中だ。

NYメトロポリタン美術館こと、METにて5月4日からスタートし、早くも話題の「川久保玲/コム デ ギャルソン 間の技」展。展覧会を前に、5月1日には、アナ・ウィンター主催の年に一度の大イベント「メット ガラ」が行われた。そこには世界中から豪華セレブリティたち集まった。そのレッドカーペットの様子はまるでオートクチュールドレスのファッションショー。

そもそも「メット ガラ」って何? と思っている人もこの映画を見ればよくわかリます。壮大な展覧会の準備はもちろん、華やかすぎる一夜のために、どれだけの時間と努力と、大勢が関わっているのか。2015年の「鏡の中の中国」展とメットガラができるまでを追いかけたドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』では、完成形からは想像もつかない、知られざる舞台裏が細かく描かれている。まるで自分も関係者になったような気分。この展覧会のアートディレクターは映画監督のウォン・カーウァイ。豪華!!

Metgala_sub10
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Metgala_sub4
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キュレーターのアンドリュー・ボルトンが奔走する様子、METの理事でもあるアナ・ウィンターの人徳、判断力、美意識の高さ。美しくゴージャスな完成形からは想像できない、奮闘ぶり。招待客の席順を決めるだけでも一苦労。席料25000ドルなのに600席がすぐ埋まるって、どんな世界!! そんなメットガラのおかげで、運営資金を調達できて、この素晴らしいファッションの展覧会が実現できているのだと思うと、すごい。

『メットガラ ドレスをまとった美術館』
監督/アンドリュー・ロッシ
出演/アナ・ウィンター、アンドリュー・ボルトン 他
劇場/Bunkamuraル・シネマ他にて公開中
URL/http://metgala-movie.com/

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Profile

佐々木真純Masumi Sasaki フィーチャー・ディレクター/ウェブ・コンテンツディレクター。大学在学中から編集プロダクションにて雑誌などに携わる。『流行通信』編集部に在籍した後、創刊メンバーとして『Numero TOKYO』に参加。ファッション、アート、音楽、映画、サブカルなど幅広いコンテンツを手がける何でも屋。操上和美が撮影する「男の利き手」や「東信のフラワーアート」の担当編集。ここ数年の趣味は山登りで、得意芸の“カラオケ”は編集部名物。自宅エクササイズ器具に目がない(なんならコレクター)。

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