グライムス最新MVでジャネール・モネイと共演
Grimes(グライムス)が自ら監督・編集を務め、ジャネール・モネイ(Janelle Monae)をフィーチャーした最新ミュージックビデオ「VENUS FLY」を公開。
作詞・作曲、録音、編集とアルバム制作全てを自身で手掛け、マルチな才能で注目を集める女性アーティスト、グライムス。ミュージックビデオでもその才能は発揮され、ゴスでポップなマリー・アントワネットと天使の世界を繰り広げた「Flesh without Blood/Life in the Vivid Dream」など、これまで発表してきた、ミュージックビデオも独創的。 今回、監督・編集を自らが務めた、最新ミュージックビデオ「Venus Fly」では、ソウル/R&Bシンガー、ジャネール・モネイをフィーチャーした。本映像を、グライムスは「ハイスピードカメラを使って、時間の概念が奪われる感覚を表現したかった」と語っている。これまた、相変わらずのゴスに、トライバルや宇宙刑事ギャバン系がミックスされているような、グライムスらしいエキセントリックな仕上がり。 フィーチャーされている、ジャネール・モネイも、ジャンル、国境、性別、人間/アンドロイド・・・あらゆる境界を超越した“近未来型ソウル・ディーヴァと言われているほど。リーゼントヘアにタキシードというユニークなルックスと、R&B、ソウル、ヒップホップ、ファンクなどを独自に解釈したレトロ・フューチャーなサウンドで、こちらもグライムスに負けじ劣らぬオリジナリティある存在感を放っている。二人の共演に妙に納得してしまう。 Janelle Monae『The Electric Lady(ジ・エレクトリック・レディ)』(ワーナー) 以前、来日公演の際に、インタビューしましたが、『エヴァンゲリオン』からインスパイアされたという、このジャケットワークももちろん自ら書き下ろしたもの。ほかにも大友克洋の『AKIRA』といったアニメやマンガをはじめとした、日本のカルチャー好きだとか。