ダンス界のカリスマ、ピナ・バウシュの代表作『カーネーション』待望の再演 | Numero TOKYO
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ダンス界のカリスマ、ピナ・バウシュの代表作『カーネーション』待望の再演

ピナバウシュ カーネーション コンテンポラリーダンス 舞台 演劇 
ピナバウシュ カーネーション コンテンポラリーダンス 舞台 演劇 

2009年に惜しくもその生涯に幕を閉じた、20世紀のコンテンポラリーダンス界を変えたコレオグラファー、ピナ・バウシュ。1982年の初演以来、長きにわたり世界中で上演された、代表作のひとつ『カーネーション NELKEN』が実に28年ぶりに日本にやってくる。

ピナ・バウシュ。ファッション&アート好きなら絶対に押さえておいてほしいコレオグラファーであり、女性アーティスト。個人的にも好きなので、これまで彼女自身のダンスが見られた作品『カフェ・ミュラー』をはじめ、『春の祭典』『コンタクトホーフ』『フルムーン』と彼女の率いるヴッパタール舞踊団の舞台を見てましたが、すべてに共通するのは、振り付け、演出はもちろんのこと、スピード感、ストーリー展開、舞台美術、衣装も色のトーンも、どれを切り取ってもドラマティックで本当にかっこよくセンスがいい。直接的なファッションではないけれど、ファッション性を感じてしまいます。


そして今回、前置きが長過ぎましたが、2017年3月16〜19日の4日間、彩の国さいたま芸術劇場にて、日本では28年ぶりに『カーネーション NELKEN』が上演されるのです!! ステージ一面に広がるカーネーション畑の舞台写真を見ただけでも美しくて期待が膨らみます。

公演が待ちきれない方は、ヴィム・ヴェンダース監督が撮ったドキュメンタリー映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を再度見直して気を紛らわせてください。ぜひこの機会に、ピナ・バウシュのDNAが宿る、今なお色褪せない独特の美しい舞台構成を堪能してほしいものです。

追加席発売決定!!2月5日(日) 10時より発売開始
『カーネーション NELKEN』
日時/2017年3月16日・17日 19:00開演、3月18日 15:00開演、3月19日 14:00開演
会場/彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
住所/埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
料金/S席 ¥11,000 A席 ¥7,000円 B席 ¥5,000 ※税込・全席指定
URL/www.saf.or.jp/
*追加チケットは、SAFチケットセンター(窓口・電話・WEB)のみの取り扱い
窓口/彩の国さいたま芸術劇場内
Tel/0570-064-939

 © Jochen Viehoff

Profile

佐々木真純Masumi Sasaki フィーチャー・ディレクター/ウェブ・コンテンツディレクター。大学在学中から編集プロダクションにて雑誌などに携わる。『流行通信』編集部に在籍した後、創刊メンバーとして『Numero TOKYO』に参加。ファッション、アート、音楽、映画、サブカルなど幅広いコンテンツを手がける何でも屋。操上和美が撮影する「男の利き手」や「東信のフラワーアート」の担当編集。ここ数年の趣味は山登りで、得意芸の“カラオケ”は編集部名物。自宅エクササイズ器具に目がない(なんならコレクター)。

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