Culture / Editor's Post
猫、猫、猫! 「東京猫町」by 荒木経惟
IMA CONSEPT STOREで行われている荒木経惟さんの写真展「センチメンタルな旅」では、荒木さんの今までの写真集も展示・販売されています。 400冊以上の写真集を発表している荒木さんですが、絶版ものや、品薄になっているものなどもあり、写真集を見るだけでもあっという間に時間が経ってしまいます。 その中で、幸運にも出会ってしまった「東京猫町」(1993年 平凡社発行)。猫ブームまっただ中ではありますが、これは何というか、時代と東京という町にとけ込む猫たちを、荒木さんの目線でいい距離を保ちながら捉えられているんです。中には町の風景になじみすぎて“ウォーリーを探せ”的に猫を探すことになるのですが、ひなたぼっこしていたり、まんまるになって眠っていたり、何かをうったえる様にカメラをじっと見つめていたり…こんな所にいた!と、見つけた時に幸せも感じることができる、そんな写真がたくさんです。 私のお気に入りの写真集がまたひとつ増えました♡
東京猫町 荒木経惟 本文