ヒップを鍛えて美尻に!自宅で簡単ワークアウト法
後ろ姿から美しいオーラを放つ女性にすれ違うと、思わずハッとして振り向いてしまうはず。見惚れてしまう後ろ姿美人の作り方を美人トレーナー宮河マヤが伝授。プリッと引き上がった丸みのあるお尻を手に入れるには?(「ヌメロ・トウキョウ」2018年10月号掲載)
動作も服装も常に“ヒップコンシャス”になるべし
痩せているだけでは美しく見えないのがヒップ。理想は程よく丸みを帯びていて、重力に逆らうようにぷるんと弾力に満ちたお尻! ただ、下半身に脂肪がつきやすく、重力に従うように下へとお肉が流れがちな日本人には、なかなかハードルが高く感じられる。
「女性の体は出産に備えてできていますから、下半身にお肉がつきやすいのはみんな当たり前のことなんです。いいヒップは、むしろ脂肪なくしてつくれません。無理な食事制限などしなくても、筋肉を目覚めさせることで誰でもお尻を変えられますよ。私自身、13キロ激太りしたことも、ダイエットに熱中しすぎてガリガリに痩せ、筋肉まで落としてしまったこともありますが、栄養を摂取してワークアウトに励むことで、弾力あるお尻を手に入れることができました。多くの人はお尻のお肉をほとんど刺激しない生活をしているので、まずはお尻の筋肉をしっかり動かすことから始めてほしいですね」(宮河マヤさん)。
ワークアウトはできれば毎日、少なくとも週に2回やり続けることで、眠っているヒップ本来のポテンシャルを目覚めさせることができるという。
「普段からお尻に意識を向けることもとても大切。例えば、電車に乗って立っているときや、階段を上り下りしているとき……常にお尻に力を入れましょう。その際は、外側のお尻のお肉ではなくて、お尻の内側(肛門付近)に力を入れるのがポイントです。3分も続けるとプルプルしてきますよ」
そしてもう一つ、宮河さんがおすすめするのは、ヒップコンシャスなスタイリングを積極的に取り入れて、お尻やバックスタイルに気を配ること。
「隠すのではなく向き合う。体のラインが出る服装はモチベーションにもなります。私の経験からいうと、1cmのヒップアップで脚を3cmくらい長く見せることができますし、ヒップは後ろ姿美人のキーパーツ。太めの方でもサイズが大きい方でも、運動でウエストや太ももとのメリハリをつければ美しく整えられますので、諦めずに全ての女性に試していただきたいですね」
下着もお尻コンシャスにシフト!?
宮河さんいわく、ぷるんと丸いヒップの持ち主は、お尻の丸みが露わになるブーティーショーツ(上写真)やTバックを愛用していることが多いんだとか。よりお尻に意識が向くようになるからか? Tバックなら鼠径部への締め付けが少なくて済むからか?
自宅でできる、簡単ヒップエクササイズ
お相撲スクワット
右より大きく足を広げ、爪先もさらに外側に向けてスクワットをする。腕は頭上に上げ、膝を深く曲げて脚の付け根が刺激されるように。
※休憩しながら15回を3~5セット
オーバーヘッドワイドスクワット
2リットルサイズのペットボトルなどを両手で持ち上げ、スクワット! 足は肩幅に広げて爪先は外側に向け、上げるときはかかとに重心をかけて。
※休憩しながら15回を3~5セット
プランク
床にうつ伏せになり、両肘と両足の爪先で体を支える。お腹に力を入れ、肩からヒップまでが一直線になるようにして15秒キープ。
※休憩しながら3回
片足キックバック
両肘と両膝を地面につき、片方の足をキックするように後ろにできるだけ高く持ち上げて15秒キープする。
※休憩しながら両サイドとも3回ずつ
Illustration : Emma Mori Text : Chihiro Horie Edit : Hisako Yamazaki