背中のエイジングに注意!美しい背中をつくるエクササイズ
後ろ姿から美しいオーラを放つ女性にすれ違うと、思わずハッとして振り向いてしまうはず。見惚れてしまう後ろ姿美人の作り方を美人トレーナーMaikoが伝授。肩甲骨がくっきり浮き出た、天使の羽のような背中をつくるためのエクササイズ法とは?(「ヌメロ・トウキョウ」2018年10月号掲載)
背中のエイジング進行度チェックシート
□︎肩甲骨がほとんど見えない □︎横から見た際、肩の位置が耳より前にある □︎背中の贅肉がブラに食い込む □︎肩甲骨同士が昔より離れてきた(肩甲骨が肩に近い位置にある) □︎背中に“ブツブツ”ができやすくなった ※チェック項目が多い人ほど要注意。“老け背中”に陥っている可能性が。“肩甲骨を寄せる”意識が後ろ姿を劇的に変える
肩甲骨の縦のラインがくっきり浮かび上がっていて、一切の“無駄”を感じさせないほど引き締まっている……そんな美しい背中には、人を惹きつける特別な吸引力がある。外面的な美しさだけでなく、“持ち主”のオーラや感情までも雄弁に語るから、人は無意識のうちに他人の背中に目を向けてしまうのかもしれない。ただ、セルフチェックしづらいパーツだけに、ノーケアな人が多いのも事実。
「手脚と違って、背中の筋肉は意識しないとほとんど使うことがありません。そのため25歳を過ぎたあたりから急激に衰えやすくなります。なお、肩が前に入って猫背になっていると、背中の筋肉を動かしづらくなって贅肉がつきやすい状態に。呼吸が浅くなるので、内臓機能の低下や、自律神経の乱れにつながることもあります」(Maikoさん)。では美しいバックスタイルのために、日常生活の中で気をつけるべきなのはどんなことだろうか。
「意識したいのは、肩が耳の位置より前にこないようにすること。常に肩甲骨同士を中心に寄せる意識でいると、自然に肩が開いて背中の筋肉にも程よい刺激を加えられます。また、現代人はPCやスマホに向かう時間が長いせいで前かがみになり、猫背になってしまいがち。一日何度か、両手を組んだまま両腕を頭上に持ち上げて伸びをするなどして、丸まった姿勢のままでい続けないようにしましょう。その際も、肩甲骨同士を引き寄せるイメージで行って」
ついてしまった背中の贅肉のシェイプアップにはエクササイズを。より高い効果を狙うなら、朝にトライするのがおすすめ。「体の中でも特に大きな面積を占めているのが背中の筋肉。朝、固まっている背中をしっかりほぐしておくことで、腕など全身のパーツの可動域を広げる効果まで望めますし、代謝アップ効果も高められます。また、バックスタイルが美しく整って代謝が上がると、“背中ニキビ”ができにくくなることも。少し背が高くなって、トレンドのファッションもよりスマートに着こなせるようになりますよ」
今日から実践! 美背中エクササイズ
腕クルクル
両腕を真横に伸ばし、手は“グー”にして親指を上に突き出す。そのまま、腕全体で円を描くように後ろ回りに10回転させる。次に前回りに10回転!
美背中のポーズ
1. 足を左右に軽く開き、両方の手のひらを頭上で合わせる。
2. 手のひらを外側に返し、肘を曲げつつ両腕を左右に開きながら胸下まで下ろしていく。肩甲骨を中央に寄せる感覚で。
※1 、2 をリズミカルに10回繰り返す
Illustration : Emma Mori Text : Chihiro Horie Edit : Hisako Yamazaki