2015年春夏トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(後編)/ JUJU’s closet vol.46 | Numero TOKYO - Part 3
Fashion / JUJU's Closet

2015年春夏トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(後編)/ JUJU’s closet vol.46

Numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s クローゼット』。2015年の春夏コレクションから読み解くファッショントレンドについて、小誌編集長・田中杏子とJUJUがトークします。3回に渡った対談のラストは「Love Myself」。自分らしくファッションを楽しむススメです。日本文化にインスピレーションを得たアイテムも多い今季。海外に求められる“Made in Japan”とは、どのようなものなのでしょうか。(後編)
A「なるほどね。80~90年代にアメリカで活躍した少年ナイフも、ブレイクしたのは、日本語で歌っていたところが海外の人の目に留まったことがきっかけでしたもんね」
J「『アナと雪の女王』の『Let it go』を、各国版でエルサの声優を務めた人たちが、少しずつ歌うバージョンがありましたよね。そこで松たか子さんが海外から評価されたというのも、海外の人たちにとっては日本語がきれいに聞こえるからという理由もあるのかもしれませんね。Perfumeさんや、きゃりーぱみゅぱみゅさんも、日本語のまま歌って世界で評価されていますし」
A「たしかに、グローバルになるために必要なのは、インパクトのようなものの気がします。今、世界で評価されている建築や現代アートなどの日本文化についても、そうだと思いますし。ファッションは、80年代にコム・デ・ギャルソンがパリコレで注目を集めて、その後どう続くのかなと思っていたら、最近はアンダーカバーやサカイ、トーガなどの日本ブランドが、コレクションで大人気。生地もよくできていて、Made in Japanのマテリアルは世界ですごく受けているみたいです。日本のテクノロジーを使って外国で作られた製品を逆輸入する、なんていうケースもよく聞きますし。私たち雑誌の世界は日本語の壁があるから、そのまま海外に持っていって現地で評価されるというのはすごく難しくて。日本語に守られている分、逆に海外に出ていきにくいというか。評価されたとしても、それはビジュアル面だけなんですよね。まあ、仕方ないことなんですけど。でも、そこは雑誌と音楽では違うんですね」
J「そのような気がしますね。すごく限られたものだけだとは思いますけど、日本語として評価されているのは。全部が全部というわけではないけれど」
A「お互いジャンルは違いますが、Made in Japanで世界を盛りあげていけたらいいですね」
J「はい。次回からのファッション撮影も楽しみです!」
JUJU's closet vol.25
JUJU
JUJU(じゅじゅ)
18歳で単身渡米。2004年8月「光の中へ」でデビュー。06年11月にリリースした「奇跡を望むなら…」が話題を集め、07年度USEN年間総合チャート1位を獲得。2014年12月3日、JUJUのライフワークでもあるカヴァー曲を収録した待望の2nd『Cover Album Request II』をリリース。今年第1弾となるシングル「Hold me, hold you / 始まりはいつも突然に」が2月11日に発売される。アニバーサリーイヤーのラストは、全国大都市アリーナツアー(15年6〜7月)が決定。
HP / www.jujunyc.net/ Twitter / @JUJUsonymusic LINE / ID:JUJU
田中杏子(たなかあこ)
Numéro TOKYO編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告などに携わる。ファッション・エディターのほか、広告のスタイリングやTV番組の司会などの職を兼務。2005年よりNuméro TOKYO編集長に就任。同誌ファッションページのスタイリングやブランドのアドバイザー、ディレクションなども行う

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