Fashion / JUJU's Closet
2015年春夏トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(後編)/ JUJU’s closet vol.46
A「カルヴェンのカタカナロゴで思い出したのが、現代美術家の大竹伸朗さんが作っている『ニューシャネル』とカタカナで描かれたTシャツ。タイポグラフィーがすごくかわいいんです。私も小学2年の娘に着せているんですが、学校のお友達は、『ニューシャネルってなんだろう?』と首を傾げているみたい(笑)」
J「確かに、小学2年生の子には意味がわからないかもしれませんね(笑)」
A「そういうウィットに富んだ日本人の感覚も、異国情緒あるものに魅かれる海外クリエイターに刺さったのかなと思います」
J「日本語が分からないからこそ、余計面白く感じることもあるのかもしれませんね」
A「ところで、JUJUさんはニューヨークにお住まいだったので英語も堪能ですが、日本語で歌うのと英語で歌うの、どちらがお好きなんですか?」
J「どっちも好きです。でも、英語で歌うときの方が、熱量が高い気がします。自然に、感情的に歌っているのは英語の方ですね」
A「確かに、英語だと熱が入っていてもいい感じに聞こえますもんね」
J「もともと英語の方が、言葉が音楽に乗りやすいというのもあるのかもしれません。日本語で歌うときは注意して、自分の主観では歌わないようにしています」
A「作詞するときは日本語? 英語?」
J「最近は作詞自体をあまりしていないのですが、するときは両方ですね。昔は、日本語と英語が半分ずつぐらいの詩を書いていましたが、日本語と英語、両方を完全に理解できる人ってそこまでいませんよね。そういうことを考えて出してからは、混ぜなくなりました」
A「日本語の歌を英語に翻訳して海外に輸出するケースって、結構あるんですか?」
J「あまりないような気がします。例えば坂本九さんの『上を向いて歩こう』のように、中途半端に英語が入っていない歌の方が、海外の人が感じる日本語の不思議さや美しさのようなものが際立つので。歌詞の内容よりも、言葉の響きが受けているというところがあるんじゃないでしょうか」
【Made in Japanを世界へ!】