JUJU × 田中杏子「メンズ×ネオンカラーに夢中!」 | Numero TOKYO
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JUJU × 田中杏子「メンズ×ネオンカラーに夢中!」

Numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s Closet』。2019-20年秋冬のファッショントレンドやパリで行われた最新の2020年春夏コレクションについて、JUJUと小誌編集長・田中杏子が全3回にわたってトーク。

2019年、メジャーデビュー15周年を迎えたJUJU。6月から開催した「ー15th ANNIVERSARYーJUJU HALL TOUR 2019『YOUR REQUEST』」では ファンから募集した楽曲で構成した内容で全国を周り、JUJUの日である10月10日に幕を閉じた。記念すべき第100回目となる今回は、その15年目のツアー秘話から始まり、最近手に入れたというメンズアイテムについて、そして最後にはJUJUが誇る膨大なコレクションに関するお悩みまで……!? ここだけのトークが繰り広げられた。

45公演を走り切った、記念すべき15周年目のツアー

田中杏子「長期間に渡るツアー、お疲れ様でした。そして15周年おめでとうございます。私自身もすごく楽しませていただきました。全45回というロングランを終えて今のお気持ちは?」

JUJU「本当にあっという間に終わりました。今年は特にそう感じましたね」

田中杏子「本当に美味しい要素がぎゅっと詰まっていましたよね。スナックJUJUもあれば、ジュジュ苑もあって。『歌謡曲も聴きたいな』とか、『ジャジーなナンバーもやってほしいな』と思ったものを全部やってくれましたよね」

JUJU「リクエストを募集して、お客さんと一緒に作っていくという感覚が新鮮で楽しかったです」

田中杏子「衣装もすごく素敵でした。ご自分で考えたのですか?」

JUJU「スタイリストさんと相談しつつ、曲調に合わせて考えました。たとえばスナックはママ感を出したいとか、アップテンポもあればいろいろな曲のときは華やかでありつつラクであることも大事だしとか」

田中杏子「でも全体を通してヒールが高いシューズを履かれていて、本当に立ち姿が美しかったです。でも私、途中でなんだかドキドキしちゃって。ステージ内におさまっていられるかな、なんて」

JUJU「私、どうやら歌っているとどんどんステージの後ろのほうに下がってしまう傾向にあるみたいなんです」

田中杏子「そうなの、そうなの! ちゃんとステージの端が見えているかなって心配になってしまって」

JUJU「後ろに行って『あ、これ以上下がったら床がない!』って思ったことは何度かあります」

田中杏子「聞いているだけで怖いです(笑)。でも45公演の期間中、気分転換として美味しいもの食べるとか、思う存分買物するとか、モチベーションを保つためにしていることはありますか? オンとかオフのスイッチの切り替え方というか」

JUJU「たぶん私、オンとオフのスイッチがないんだと思います」

田中杏子「舞台の上に立った瞬間にオンのスイッチが入るということですか?」

JUJU「舞台の上でもスイッチが入るというより、素のままなんだと思います。だから公演終わっても疲れていないんですよね。終わってからの方がむしろ元気かも。みなさんからすごくパワーをいただいて、さぁお酒が飲めるぞみたいな(笑)。ツアー中でも毎日同じ生活をしているので特にオンオフってないような気がします。ストレス発散法は? と聞かれても、逆に何をすればストレス発散になるのかわからないんですよね」

田中杏子「パフォーマンスをしながら、同時に発散しているのかもしれないですね」

JUJU「ステージ上で大声出しているのが一番のストレス発散なんでしょうね、きっと」

田中杏子「今回のツアーでは、『舞台に戻ってくると、ここが私の居場所なんだって思う』とおっしゃっていましたね」

JUJU「はい。なくなると困ります。だからこれからも頑張ります。自分には欠かしちゃいかん!と思っています」

大好きなネオンカラーに再注目!

田中杏子「ツアーでずっと忙しかったから、最近まで買い物はなかなかできずにいたのでしょうか?」

JUJU「していることはしているのですが、メンズばっかり買っていますね」

田中杏子「なるほど! 前回もおっしゃっていましたが、引き続きメンズを着るのがブームなんですね!?」

JUJU「今日着ているジャケットもメンズで、デラックス(DELUXE)という友達のブランドです」

田中杏子「すごく可愛い!」

JUJU「先日はコム デ ギャルソン・オム プリュス(Comme des Garçons Homme Plus)のジャケットを2着とジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(Junya Watanabe Comme des Garçons)でパンツ2本を買いました。ジャケットは何通りもの着方ができるものなんです。ジャケットとベストがセットになっていて、そのベストをジャケットの上に重ねてもいいし、もちろんインナーとして着てもいいし。1着はモノトーンで、もう1着はグレーにネオンイエローの組み合わせです。そのジャケットに合わせるネオンイエローのタイツまで買ったのに……次回また(苦笑)」

田中杏子「ネオンカラーもトレンドとして浮上しています。そんな話がまさにできそうなジャケットですね。ネオンカラーはJUJUさんにとても似合いそう!」

JUJU「子どもの頃から大好きな色です。ネオンイエローとネオンオレンジのパーカがすっごく好きで、親に目がチカチカすると迷惑がられていました(笑)。でも元気が出ますよね? 今年の初めに、ネオンのアイライナーがすごく欲しいと思って。ヘアメイクさんに聞いたら、スターゲイザー(STARGAZER)のアイライナーの発色がすごく良いと言われて、メイクにも取り入れたりしていますね」

田中杏子「メンズのジャケットを着て、ネオンイエローのタイツを履いたJUJUさん。想像するだけでも素敵!」

JUJU「さらにジュンヤのアーミージャケットとツイードが合体したようなアウターも買ったんですよ。それもお見せできればよかったな! うっかり(笑)」

田中杏子「最近はコム デ ギャルソンでのお買い物が多いんですね」

JUJU「直近のお買い物がそうでした。でも本当に服があふれていて、どうしていいのかわからないのですよ。ものを減らさなければと思っているんですが……」

田中杏子「靴は今何足くらいあるんでしたっけ?」

JUJU「わかりません(笑)。何百足…。でも足は二つしかないわけですよね。そして一年は365日。毎日履き替えたとしても余ってしまうかも。それにこれどこに履いていくの? というような靴も多いし、すごくお気に入りだったブーツが経年劣化で破れてしまうという悲しい出来事もあり、ほかの靴たちもいつかビリビリに破れてしまうのだなと思うと、むやみに増やせなくて。杏子さんはどうしているんですか?」

田中杏子「私は結構リリースしています。業界内のバザーでその収益でどこかに寄付しますというような企画に参加したり」

JUJU「それはいいですね!! 私も何か考えていこうと思います」

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Photo:Kisimari Hair & Makeup:Akiko Gamou Text:Etsuko Soeda Edit:Maki Saito

Profile

JUJUじゅじゅ 歌手。2019年8月25日でメジャーデビュー15周年。JUJUの日である10月10日に全国ホールツアー「ー15th ANNIVERSARYーJUJU HALL TOUR 2019『YOUR REQUEST』」のファイナル公演を終え、同日、10年間あたためてきた幻の楽曲「Woman In Love」を配信限定リリース。11月14日には、神戸で開催される一夜限りのコラボレーションライブ「FM COCOLO CROSSOVER JAM COOL VIBES 2019」に出演。TV『世界はほしいモノにあふれてる』(NHK)に三浦春馬とともに初MCとして出演中。HP/www.jujunyc.net Twitter/@JUJUsonymusic Instagram/@juju_st_a_gram
田中杏子Ako Tanaka 編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka

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