ミュージシャン・JUJUのファッション連載がスタート!
服をきた時に、歌いたくなる音楽
T「ところで、ヌメロのファッション撮影がいよいよ目前ですね。撮影では次のシーズンのお洋服を着て頂くので、秋冬の話を少し。シーズンのキーワードとしてあがっているのは、バロック。割と重ためで、中世のバロック様式を服のディテールにちりばめた華やかな方向のアイテムがたくさん出てきます。色は完全に黒が主流。まさにJUJUさんのシーズンって感じ。さし色として赤とかゴールドとか、紫、青。昔の貴族が身にまとっていたような色をアクセントにするのがトレンドです。レースからベルベット、毛皮もあれば、レザーもあってと素材はすごく豊富に出ている。ミックスマテリアルといって、一つの黒のドレスなんだけど、レースやチュール、ベルベットなど素材が3つくらい混ざっているアイテムが主流に。お洒落好きな人がより楽しめるシーズンが来ます。JUJUさんも、バロックとロックを掛け合わせたバロックンロールとか似合いそう」
J「着てみたいです、早く。今まで自分が好きなものしか着てこなかったので、自分が見てこなかったものを着てみたい」
T「この服だったらこの曲とか、服から音楽が浮かぶ事ってあるんですか? 今日のこのテイストだったら、これ歌っちゃいそう!って思い浮かんだりする?」
J「音から服があるので、服から音もきっとあると思います。これまでは、音から服しか考えた事がなかったけど、きっとあると思います。着た服から想起する音楽のイメージ、次の撮影の時も、きっと音楽が浮かぶと思いますよ」
T「ぜひお聞きしたいです。楽しみにしていますね」
JUJUのファッション新連載「JUJU’s closet」は10月10日に公開! お楽しみに。
JUJU(じゅじゅ)
18歳で単身渡米。04年8月「光の中へ」でデビュー。09年、「明日がくるなら」が映画『余命1ヶ月の花嫁』の主題歌にが抜擢され、大ブレイクを果たす。今年10月10日、シングル「ありがとう」を発売。また同日、「JACCS presents ジュジュ苑 全国ツアー2012」を武道館で開催。9日に追加公演も決定。
田中杏子(たなか・あこ)
Numéro TOKYO編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告などに携わる。ファッション・エディターのほか、広告のスタイリングやTV番組の司会などの職を兼務。2005年よりNuméro TOKYO編集長に就任。同誌ファッションページのスタイリングやブランドのアドバイザー、ディレクションなども行う。
Photo:Sachie Maeda
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