可愛いだけじゃない、ビターなマギーの素顔
今やファッションシーンに欠かせないモデル・タレントのマギーが、Numero.jpに、まだ私たちが知らなかった意外な素顔を見せてくれた。「可愛い」だけじゃない、ビターさも併せ持つマギーの多彩な魅力とは?
本当に好きなものを追求して
──多方面で活躍を続けるマギーさんが、次に目指したいものとは?
もっと色んな自分を表現できたらいいなと思っているんです。今の時代って発信するメディアが色々ありますよね。だから表現方法も幅が広がっていると思うんです。世間の私に対するイメージってモデルやテレビでの「可愛らしい」というものが多いと思うんですが、もっとロックな部分だったり、かっこいい部分、本当に自分が好きなものなどを発信していきたいんです。ジャンルにとらわれず、ファッションや、音楽、食、美容といった本当に興味のあること、自分が考えていることをアウトプットしていきたいです。
──例えばマギーさんのなかにあるロックな部分とはどんなもの?
音楽が好き。基本的にロックが好きで、カサビアンは昔からずっと好きだし、イエモン(ザ・イエロー・モンキー)も相変わらず好きです。去年は何回ライブ行ったかわからないくらい(笑)。ヒップホップやカントリー、四つ打ちも聴くけれどベースにはロックがあります。フェスもすごく好きだから、自分好みのフェスを作ってみたい思いはあります。バンドとコラボレートして商品を作ったりもいいですね。ラジオなら色んなアーティストと対談したり、自分で選曲した曲を流したりもできるから、そういう活動も広げていきたいなって思います。
──スポーツブランドやコスメブランドとの商品プロデュースなども手がけていますが、プロデュース業は表に出る仕事とはまた違いますよね。どのように切り替えているのでしょうか。
小さい頃からものづくりや絵を描くのが好きだったんです。お父さんが職人気質なんですけど、その影響もあるのかと思います。集中してやることが好きだから、プロデュース業というのも私のなかにある大切な側面なんです。「le coq sportif」では商品のプロデュースも手がけていますが、カタログのヴィジュアルもディレクションさせてもらいました。その経験が本当に楽しくて。今回はモデルとしても出ていますが、名前や顔を出さずにでも、ものづくりをもっともっとやっていきたいです。
──今後プロデュースしたいものとは?
例えばカフェなどの空間プロデュースをしてみたいです。食べるのが好きだし、健康のために食を追求するのも好きなので、フードのプロデュースにも関わってみたいですね。本当にやりたいことはたくさんあります。今一番憧れているのは、藤原ヒロシさんなんです。肩書きがないというところがかっこいいなと思います。楽しいことをとことんやりながら、それを仕事にどうつなげていくのか、機会があったらぜひ聞いてみたいです。
──カルチャーにも精通しているマギーさんの素顔を知らない人も多いと思います。そういう面を見せていきたいということ?
見せたいというより、こういう面もあるよということを知ってほしいし、これいいよね、という気持ちをシェアできたらいいなって思います。私が好きなカルチャーに、ファンの皆さんが共感してくれたらすごく嬉しいですね。
──雑誌やテレビで見る「可憐」で「可愛い」イメージとはまた違う、芯の強い「かっこいい」女性像をマギーさんに感じました。今後の活動として、2018年企画していることはありますか?
私個人としてやりたいことは決まっているんですが、きちんと実行してから言いたいので今は秘密です(笑)。仕事としてはモデルの仕事ベースにしながらも常に新しいことにチャレンジしていく姿勢で臨みたいと思いますね。
Photos:Gen Saito Text:Etsuko Soeda Edit:Masumi Sasaki