パーティの達人!『プレイボーイ』創刊者ヒュー・ヘフナーが伝授する「パーティの極意」
91歳でこの世を去った、雑誌『プレイボーイ(PLAYBOY)』の創刊者ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)。10年前の「Show Time」特集にて、パーティ・マスターの異名をとる彼のインタビューが実現。ハリウッドの豪邸で繰り広げられる噂のパーティとは一体…?(「ヌメロ・トウキョウ」2007年12月号掲載)
2005年「真夏の夜の夢パーティ」(3人の恋人に囲まれて。左からケンドラ、ブリジット、ヘフナー氏、ホリー)
パーティでもパジャマにスモーキング・ジャケット
「シカゴにプレイボーイ邸を購入した時、僕はそこに住むためだけでなく、働ける場所にもした。家で仕事をするようになったことで、楽な服で仕事をするようになり、パジャマでいることが多くなった。やがて、来客時には、パジャマの上にスモーキング・ジャケット(上述した、短いガウンのようなデザインのジャケットで、膝上丈)、または、ホスティング・ジャケットを羽織って出るようになった。そうしたら、その格好がだんだん有名になってね。スーツで現れると、みんながっかりするようになったんだ。そういうワケで、パジャマにスモーキング・ジャケットという格好がトレードマークになった。君が言うように、これは僕のユニフォームだよ。僕がこの格好で登場するのをみんなが期待しているワケだからね。この格好はとても楽でいい。
2003年、ラスヴェガスのザ・パームス・ホテル・アンド・カジノで行われた「プレイボーイ誌発刊50周年記念パーティ」
実はそれぞれ、デザインがちょっと違っていたりするんだよ。パジャマは200着持っていて、すべてカスタムメイド。いつも50着くらいがクローゼットに掛かっている。色は8種類くらい。仕事をするときは黒で、昼間は色のあるヤツを着る。インタビューや写真撮影、公の場に出る時には、こうしてスモーキング・ジャケットを羽織る。ドレスコードがパジャマや下着となっているパーティや、金曜、土曜の夜のパーティでも、パジャマにスモーキング・ジャケット。普段は、紫色のパジャマに赤のサテンのホスティング・ジャケット。今日は、ベルベット生地で、襟がサテンのヤツだけど、青や黒も持っているよ。これのジャケットも大体がカスタムメイドだよ」
Coordination & Text : Izumi Hasegawa
Photos : Playboy
Edit:Masumi Sasaki