心にアレン様を宿して、2025年は最高の1年に!「根拠のない自信を持つだけで、人生は上手くいく」 | Numero TOKYO
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心にアレン様を宿して、2025年は最高の1年に!「根拠のない自信を持つだけで、人生は上手くいく」

大物マダムタレントであり「生きる幻」として、YouTubeをはじめSNSを中心に多くのクリマン(アレン様のファンの名称)から支持されているアレン様が、2025年度版カレンダー『ALLEN 2025 CALENDAR』を発売。今回、どんな想いでこのカレンダーを制作したのか。そして新年スペシャル企画として、時代の荒波の中で自分らしく輝くためのマインドセットを教えてもらった。

生きる活力しか湧かない、見るだけで幸運が訪れるカレンダー

──まずは、『ALLEN 2025 CALENDAR』カレンダーをお作りになった理由からお聞かせいただけますでしょうか。

「 少し遡ります㌔(けど)、2023年に日めくりカレンダー『一日一枚アレン様のお言葉とお写真BOOK366』を作ったんですね。初めて自分だけのものを形に残せたこと、1年間ずっと楽しめるコンテンツを提供できたことに充実感があり、クリマンからも大きな反響をいただいたんです。これがひとつあれば1年間楽しめるわけだから、カレンダーってすごくいいなと思ったんですね。でもね、この日めくりカレンダーは、制作が地獄だったのよ……」

──366日分の写真と格言を制作するのは大変ですよね。

「し・か・も! 朝5時起床、深夜2時就寝が3日連続というとんでもないスケジュールで、携わったメンバー全員が、もう二度と経験したくないと言ったほど。その甲斐あってみんなに喜んでもらえたので、今回のカレンダーにつながったんです㌔(けど)。今回は、ひと月ごとの写真に全力を傾けました」

──今回のロケーションも、海やお城などとても豪華です。滝をバックにした写真も、神々しいお姿ですね。

「その滝はすごい山奥にあって、車で二時間、そこから全員で機材を担いで崖を下って大変だったのよ。カメラマンは頭まで滝に浸かってハゲ上がりながら撮ったんだから。だからこそ、自然の雄大さを表現できたし、クリマンが自然に触れ合いたいなという気持ちになってくれたら嬉しい。

それから、今回、心がけたのは自己満足に陥らないようにすること。シチュエーションもカットも全部、クリマンの人生がアガることを第一に考えました。金色の衣装を使ったのも、金運を引き寄せるように。12月は華やかな気持ちで一年を締めくくってほしいから、真っ赤な衣装にして、上から金を撒き散らしてね。このカレンダーは、クリマンがポジティブになれるように、みんなが求める『生きる幻 アレン様』を全て表現したつもりです」

──このカレンダーを手にしたクリマンは、アレン様からの愛を1年中浴びることになりますね。

「そうなんです。それから、ひと月ごとの格言があるでしょ。この格言を書いた時、ヮタクシは大阪にいました。締切の期限が迫っている中、インフルエンザA型と肺炎に罹患して、苦しみアガりながらなんとか捻り出したんです。39.5度の高熱という極限状態の中、絶対に手書きがいいと思ったので、やっとの思いで東京に郵送して。すべてにおいて生半可な気持ちじゃないことを感じてほしい。毎朝、起きてこのカレンダーを見たら、生きる活力しか湧かないわ」

──12m×5mのビッグサイズ(実際はB2サイズ)にしたのも、クリマンへの想いがあってこそ?

「もちろんザマス。そんじゃそこらのモデーラ(モデル)がやってるような、こじんまりしたものなんて、クリマンが求めるわけがない! このカレンダーは3,850円(税込)です。それを支払う価値に見合うには、これぐらいの迫力がないと。素敵な裏表紙もつけて、どの角度から見ても楽しめるカレンダーになりました。何度も言うけど、カメラマンも頭がハゲ上がりながら撮影したんだから。本当なのよ。彼が水から上がってきたときヮタクシ言ったもの。『カッパみたいね』って」

アレン様が伝授する、2025年をゴージャスに彩るための心得

──それだけの想いを込めたカレンダーは、クリマンにとってとても嬉しい新年のプレゼントです。さて、次は、新年いいスタートを切るために、シチュエーション別にアレン様からアドバイスをお願いします。

【 美しいブチギレ方 】
頭に来ることがあっても、ここで怒ったらおしまいだと心にフタをしてしまうのですが、いつまで経ってもモヤモヤが晴れません。後腐れなくブチギレるコツを教えてください。

「ヮタクシのポリシーには、『ガマンをしない』があります。言いたいのは『ガマンしなきゃいけないって、誰が決めたの?』ってこと。誰からもそんなこと言われてないでしょ。別にキレたところでクビにならないし、会社もクビにできない。友人関係でも、ブチギレたぐらいで縁が切れるなら、さっさと切れてくれていい。早く気付けてよかったわ、と思います。

ただし、ひとつ決めてることがあって。ガッツリ相手にキレたら自分はスッキリするけれど、一方的に気持ちよくなるのは良くないと思っていて。だから、相手にも言ってもらうんです。『そっちも言いたいことあるんだったら、今、全部言ってね』って。これは友達でも仕事関係、マネージャーに対してもそう。お互いがフラットになる状態に持っていくの。

先日、戦慄かなのちゃんと一緒にシンガポールに旅行したんですけど、初日から大喧嘩になったんです。そのときも、戦慄ちゃんに『私の悪いところは言って。全部直すから』と。そこからお互いに言いたいことを言い合って、泣きながら謝って、抱き合って仲直りしました。

こちらも『ごめんね』と謝る機会をもらうのは、ブチギレる上ですごく大事なこと。一方的にキレていいのは、100%相手に否があって、こちらが被害を被ったとき。心の中で本当はいい関係になりたいと思っているなら、フラットな関係にしておいたほうがいいわ。

ただ、これが職場となると難しくって。上司にガーっと強く言える人は少ないでしょ。上司から文句を言われて、反論したいのにこらえなきゃいけない人は多いよね。そういうときは、『おっしゃることはわかりました。だけど、言い方だけ気を付けていただけないでしょうか』と、上司の意見を飲みつつ、少し変わってくれたらもっと寄り添えるんですよと、上司に考える余地をあげるの。それで向こうが逆ギレしようものなら『それをヤメてほしいって言ってんですよ!』とブチギレればいい。そうすると、上司もコイツは歯向かってくるから扱いにくいなと思うでしょ。むしろそう思わせた方が勝ちなのよ」

【 パートナーとの関係を長続きさせるコツ 】
パートナーとの関係が長く続くと、倦怠期がやってきて、お互いにギスギスしてしまいます。良い関係を長持ちさせるにはどうしたらいいでしょうか。

「ヮタクシにはパートナーや恋人を作るという概念がないので、ヮタクシから言えるのは、長く関係を持たせたいのであれば相手を深く知ろうとしないこと。知りたい気持ちを捨てること。なんでもそうだけど、人は相手のことを深く知りたがるもの。だから、必要ないことまで知って嫌いになるの。浮気や不倫もそう。相手の携帯を見たっていいことはないのに、追跡アプリを入れちゃったりね。人には知らなくていいことってあるの。ヮタクシにも他人に知られたくないことはいっぱいあるもん。だから、常に『ゥチらいい関係を築けてるんだから、これ以上アラを探り合わなくていいよね』っていうベクトルで生きてます」

──パートナーだけでなく、なんでも深掘りすることが良いとされる風潮はありますよね。

「うん。でも、世の中には知らなくていいことのほうが圧倒的に多い。おいしいお肉をいただくときに、お肉ができる過程を深く知っていたら、もう口にできなくなるじゃない。それと一緒で、知識を持つのはいいけれど、知らなかったほうが楽しめたってこともある。親兄弟だって嫌なとこは見たくないじゃない? 一度知ってしまったら、もうそういう目で見ちゃうもの。人間関係はシンプルに考えて。自分が他人に知られたくないことがあるように、相手も知られたくないことはある。それでいいの」

【 海外の人と対等な関係を築くには 】
仕事で海外の人とコミュニケーションするとき、価値観の違いに戸惑うことがあります。アレン様は海外経験が豊富ですが、どのようにお付き合いをしているのでしょうか。

「しょっちゅう海外に行くので、無意識に振る舞ってることが多いんだ㌔(けど)、まず、大前提として理解してほしいのは、海外と日本の人の考え方は全く違うってこと。世界では日本人のほうが異質です。日本以外のほとんどの国の人は、感情を表に出すのね。どこでも怒るし泣くし、当たり前のようにキスする。それが当たり前だから大胆でカッコよく見えるのね。日本人が駅の改札で抱き合ってると気持ち悪く見えるのは、本人たちにどこか恥ずかしさがあるから。『みんな見てるよ』とかやってるからキモくみえるのよ。だから海外の人と関わるときは、大胆さを見習って自分も同じように振る舞うの。日本人って海外ではたいてい舐められてるのよ。だけど、こっちが大胆になれば対等になれるから。日本人って最初から気持ち負けしすぎなの」

──それは海外で過ごすうちに、大胆で強いマインドを身につけたのでしょうか。

「幼い頃にいじめられたことがあるから、舐め腐ったことをされたら絶対に許さない。でも、考えてみたら、堂々と主張するなんて当たり前の話なのよ。どの国だろうが関係ない。シンガポールでもドバイでも、日本以外はみんな主張が強いから。この間、びっくりしたのが、シンガポールのヴェルサーチェにお買い物に行ったら、すでに閉店していて、帰ろうとしたら、誰かがお店のエントランスをドンドン叩いて『入れて! 買うから開けて』と叫んでいたのよ。そしたら、中からスタッフが出てきて『買うならいいよ。今回だけです』とお店を開けたのよ〜。すごいなと思って。でも、それくらいでいいのよ」

【 ゴージャスな人生を引き寄せる方法 】
アレン様がゴージャスな人生を引き寄せるために大切にしていることを教えてください。

「根拠のない自信を持つこと。例えば、先日、福岡でイベントがあったんです㌔(けど)、福岡にみんな来てくれるかな、熱量はどれくらいかな?なんて心配せずに、東京にいるうちから『絶対に大丈夫』と自分に言い聞かせたの。『大丈夫』の先取りをしておくのよ。根拠はないけど、それで正反対の結果になったことはない。結果的に、自分が求めてるようなものじゃなくても、真逆になることはなかったの。だから、根拠のない自信って大事だなって思う。自信を失くして、どうしようどうしよう最悪と思ってたらほんとにそうなっちゃうかもしれない。そうなりたくないから、自信を先取りしておくの」

──これから受験シーズンですから、受験生やご家族にもお伝えしたい言葉です。

「ヮタクシって超ポジティブ人間だから、もし落ちたら落ちたで、その学校は自分の人生に必要なかったと考えるのね。その選択肢が目の前からなくなったということは、他に何かあるってことよね、というマインド。だから、人生はいつも思い通りよ。クリマンにもいつも言っています。『仮に自分の望んだ結果じゃなかったとしても、それはアンタの人生に必要なかったってことだから、逆に良かったじゃない?』って。みんな『アレン様のお言葉で仕事を辞めました』『悩んでいた離婚を決断できてスッキリしました』と報告してくれるんだけど、私はみんなの行動力を後押ししているのね。だから今回、ヌメロ読者の方々にも、それが伝わればいいなと思います」

『ALLEN 2025 CALENDAR』
2025年1月スタートの月めくりアレン様カレンダー。アレン様の手書きによる格言12個入り。日常のつらい出来事を吹き飛ばせるようにと願いをこめて、高知ロケから群馬、都内スタジオとあらゆる場所で撮影した。

価格/1部 ¥3,850
サイズ/B2(W515mm×H703mm) 全13P
URL/https://miiaofficial.stores.jp/
※オフィシャルストア、またはAmazonにて販売中

Photos:Takao Iwasawa Interview & Text:Miho Matsuda Edit:Saki Tanaka

Profile

大物マダムタレント。生きる幻。「怒りを我慢しない」「やりたい事は全部やる!」をモットーに、YouTubeなどSNSを中心に発信を続ける。17歳で高校を中退し上京、2014年からテレビでタレント活動をスタートし、2020年『アウト×デラックス』で注目されるという、波瀾万丈な人生の中で、自分の生き方を貫く姿が、クリマン(ファンの名称)に支持され、2024年には、スマホの街受けをアレン様の画像に設定するというムーブメントが起きた。著書はカレンダー『一日一枚 アレン様のお言葉とお写真BOOK366』(主婦の友社)、『全てアレン様が正しいでございます』(玄光社)など。1月31日に最新作『アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。』(KADOKAWA)が発売予定。

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2024.11.28 発売

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