【独占】Crushインタビュー「初の日本公演は、みなさんが聴きたかった曲をすべて歌います」 | Numero TOKYO
Interview / Post

【独占】Crushインタビュー「初の日本公演は、みなさんが聴きたかった曲をすべて歌います」

韓国R&BシーンをリードするCrushが、7月に東京・大阪の2都市で初来日公演開催! 兵役による空白期間を経てリリースした「Rush Hour (Feat. j-hope of BTS)」がヒットを記録し、2022年末から韓国4都市で開催したツアーは、2023年1月のKSPO DOMEでのアンコールコンサートも含めて全てソールドアウト。日本を皮切りにアジアツアーを行うなど、ますます勢いを増すCrushに独占メールインタビュー。日本公演への意気込み、これからの展望について聞いた。

事務所移籍、兵役の空白期、コロナ禍を経て、Crushの第二幕が始まる

──Crushさんがミュージシャンを志したきっかけを教えてください。

「幼い頃に『歌手という職業に就かなくては』と決心したわけではなく、音楽が好きで、よく聴いて、よく歌っていたので、ごく自然にさまざまな音楽に触れていました。記憶に残っているのは、中学校1年生の頃です。Dynamic Duo(ダイナミック・デュオ)という韓国のヒップホップデュオの音楽に触れて、あんなふうに自分の歌を作ってライブをしたいと思うようになりました。憧れていたミュージシャンから影響を受けて、音楽を作るうちに楽しくなり、本格的に活動を始めて今に至ります」

──影響を受けたミュージシャンを教えてください。

「スティーヴィー・ワンダーです。彼の音楽をたくさん聴いて、たくさんカバーしながら、R&Bやソウルミュージックにどんどん魅了されていきました。彼がさまざまなジャンルをクロスオーバーする姿に影響されて、僕もこんなミュージシャンになりたいと思うようになりました。アーティストとして音楽に対するマインドをたくさん学んだと思います。彼以外にも、ボビー・コールドウェル、ダニー・ハサウェイなどからも影響を受けています」

──2012年のデビューから、OSTを含め多数の楽曲を発表していますが、数あるディスコグラフィーの中で、特にターニングポイントになった曲を3つ選ぶとしたら?

「まずは、ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』のOST、『Beautiful』を挙げたいと思います。韓国内だけでなく、海外の方もたくさん聴いてくださってますが、実はここまで多くの方が愛してくれる曲になるとは思いませんでした。2曲目は、『잊어버리지마 (Don’t Forget) Feat. Taeyeon』です。これは、僕を愛してくださるファンの方々を思い浮かべながら作った曲です。みなさんがライブで一緒に歌ってくれたり、スマホのライトをつけて応援をしてくださるたびに、いつもジーンとくるんです。よくライブの最後に歌うことが多いのですが、その度にいろいろな想いが交錯します。3曲目は、昨年9月に発売した『Rush Hour Feat. j-hope』です。(兵役による)2年間の空白期を経て発表する曲なので、プレッシャーを感じながら準備しましたが、多くの方に聴いていただいてとても感謝しています。特にダンスチャレンジやYouTubeコンテンツなど、多方面で多くの関心をいただきました」


──空白期間の話が出ましたが、2019年にP Nationに移籍、2020年から2022年夏まで兵役に従事し、その間にコロナもありました。この4年間は、ご自身のキャリアにどのような影響を与えましたか。

「自分にとって『多くの方に愛されている』と実感することができた時間でした。特に、(コロナと徴兵空白期によって)アーティストとして音楽を作り、アルバムを発売し、ライブでファンの方々とコミュニケーションすることは、当たり前のことではないんだという考え方になりましたし、だからこそ今この時間がとても貴重と感じます。音楽への姿勢がより切実になり、ファンの方々に対しても、改めてとても大切だと感じるようになり、その点では、よい刺激になりましたし、さらにやる気も湧いてきました。今、再び活動できることに感謝し、これからも長く音楽を続けて、ファンのみなさんと交流していきたいと思います」

──「Rush Hour Feat. j-hope of BTS」についてもう少しお伺いします。ファンクテイストの楽曲で、ダンスパフォーマンスも魅力でした。j-hopeさんをフィーチャリングした理由と、復帰第1作で新しいスタイルに挑戦した理由を教えてください。

「j-hopeくんと音楽的な交流をしながら、自然な流れで一緒に作業をすることになりました。音楽について話しながら意気投合するところがたくさんあって、j-hopeくんが『Jack In The Box』を発売する前に僕にも聴かせてくれたし、デモの作業中だった『Rush Hour』を聴いてもらいました。その流れで、一緒にやってみるのはどうだろうというアイデアが出てきたんです。この曲は、自分にとってジャンル的にもダンスという点でも新しい挑戦でしたが、j-hopeくんは言うまでもなくダンスがすごく上手なので、彼から学ぶことは大きかったし、とても意味のある時間でした。j-hopeくんにとても感謝しています。

復帰第1作で新しい挑戦を選んだのは、空白期間中に、これからみなさんにどんな姿ををお見せしようかとずっと悩んでいて、ジャンルに限らず、さまざまな世界を表現するCrushの姿をお見せするのが良いのではないかと思うようになったからです。『Rush Hour』は、僕の音楽人生の中でも特に新しいスタイルになりました。この曲で音楽人生の第二幕をスタートことができてとても嬉しいです」

日本公演は、ファンが聴きたかった曲をすべて詰め込んだステージに

──日本公演に向けた意気込みを教えてください。

「デビューしてから10年が経ちましたが、意外にも今回が日本初ライブです。だからとても緊張しているし、すごく楽しみにしています。若い頃から日本のミュージシャンのライブ映像をよく見ていたので、自分にとっても貴重なライブになりそうです。これまで、日本の方々がたくさん応援してくださっていることを知っていたので、今回のライブのために一生懸命リハーサルしています。人生で初めてのコンサートをするくらいの気持ちで準備していますので、楽しみにしていただけたら幸いです」

──日本公演について、ひとつだけネタバレをお願いします。

「今、確実に言えるのは、僕のすべてをお見せできるライブになるということです。特に日本のファンの方々が聴きたかった曲を、バンドのWonderlustと共にたくさん披露する予定です。スペシャルなステージになると思いますので期待してください」

──東京と大阪でよく訪れるスポット、また、今回行ってみたいスポットは?

「レコードを集めるのが趣味なので、日本に行くたびにその地域のレコードショップを訪れています。今回も時間があれば、レコードを買いに行きたいと思います。それから、東京タワーと大阪の道頓堀グリコサインの前では念願の記念写真を撮りたいと思っています」

──バンコクとジャカルタでの公演を予定されているそうですが、海外進出についてのヴィジョンを教えてください。

「コロナもあり、長い間、海外ファンの方々に会えなかったので、僕もどこか物足りなさを感じていました。今回のアジアツアーをはじめ、今後は、海外ファンの方々と会う機会を徐々に増やしていきたいと思います。SNSを通じて、海外からもたくさんの愛を送ってくださっていることを知っています。僕もその愛に報いるように頑張ります」

──ちなみに、CrushさんのYouTubeコンテンツも人気です。6月に始まった企画「Don’t Go Show」も大変ユニークですね。

「音楽のほかに、ファンの方々に楽しいコンテンツをお見せできるということは、もう一つの幸せです。『Don’t Go Show』も気軽に楽しんで、たくさん笑ってください。とはいえ、一番得意なのは音楽なので、どうすれば面白いコンテンツになるかいつも悩んでいるんです。やっぱり音楽が好きなので、音楽に関連するコンテンツを企画しているところです。犬と一緒に思い出を作ることができるコンテンツもいいですよね。今後どのようなコンテンツが公開されるか、多くの期待と関心をお願いいたします」

『CRUSH HOUR IN JAPAN』
日時・会場/
7月24日(月) 東京・豊洲PIT 17:30開場 / 18:30開演
7月26日(水) 大阪・Zepp Osaka Bayside 17:30開場 / 18:30開演

オープニングアクト/SIRUP

チケット/イープラスぴあローソンチケット楽天チケットで一般販売中。

価格/
■VIP ¥25,000
特典:最優先入場/VIP専用エリア/グループ写真撮影/お見送り
■GA+ ¥16,000
特典:優先入場/お見送り
■GA ¥12,000
※整理番号あり
■2F 指定席 ¥15,000
※大阪のみの販売
※全てのチケットは当日入場時にワンドリンク代別途600円
URL/jetmusic-official.com/2023/05/16/crush-hour-in-japan/

 

Interview & Text: Miho Matsuda Edit: Yukiko Shinto

Magazine

APRIL 2024 N°175

2024.2.28 発売

Mother Nature

花鳥風月

オンライン書店で購入する