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KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017ジャダ・リパが往還させた日本の過去と現在

アートと深い関わりを持つシャンパーニュメゾン「ルイナール(Ruinart)」が、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」にてフィーチャーした、イタリア人女性写真家ジャダ・リパにインタビュー。

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150年前には存在していなかった職種の人にフォーカス

──あなたが撮ったポートレートは、ひとクセもふたクセも個性を感じさせる日本人ばかりです。

「私が今回撮影した被写体は、ドールデザイナーやSM嬢など150年前にはおそらくいなかった職種の人たちと、伝統を守りながら新しいものを生み出している人たちを選んだの。一人ずつインタビューしてストーリーを聞いた上で撮影した。たとえばフェリーチェが撮った侍の人物写真と呼応させたのは、キックボクサー。刀を抜かずに戦っている現代のサムライね。蓑を着た人物と対比したのは、ファーコートを着たファッション専門学生。ふわふわのアウターがリンクしているでしょう?日本のスタイリストの第一人者である高橋靖子さんは、背中の佇まいと洋服の刺繍から次の世代に向けた強烈なメッセージを感じたの。フェリーチェが捉える人物像は、風情や佇まいから伝わるものがたくさんある。ポートレートの配置は、目線を合わせて今昔の人々が会話しているようなレイアウトも忍ばせているの。当初はなるべく同じ場所で、同じ仕事の人を撮るつもりだったけれど、直前で変更した。あえて変えることで、過去と現在との対比や旅の夢みたいなものがより濃くなった」

セルフポートレートは後ろ姿!?

Photos:Makoto Ebisu
Interview & Text:Chikako Ichinoi
Edit:Masumi Sasaki

Profile

Giada Ripa(ジャダ・リパ) イギリス・ロンドン出身。ミラノ大学で修士号を取得した後、NYの国際写真センター(ICP)で写真を学ぶ。2002年以降、中央・東南アジアにおける宗教マイノリティーの撮影を行い、作家活動における主要な作品を制作。現在、ミラノ・ドムスアカデミー及びICPで写真の授業を受け持つ。(©️James Hill)

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