私が作り出す音楽や世界観が「ZOMBIE CHANG」
新人アーティストにフォーカスを当てた連載「TOKYO NEO GROOVE」。第一弾は、「ZOMBIE CHANG」として活動するメイリンのインタビューをお届け。
デジタルな音楽を奏でるのとは裏腹に実はアナログ派。
──レコードやカセットなどは聴きますか?
「高校生の時からレコードを買っていました。小さい頃からカセットテープレコーダーを持っていたのでカセットの存在も身近にありました。単純な理由ですけど、レコードの方がカッコよく、大きくて存在感がある。それにジャケットも大きいから目に付きます。私自身、レコードでもリリースしたいと思っています。2〜3年ほど前からカセットもよく聞くようになりました。家にはカセットコーナーとレコードコーナーがあります。音楽業界も一時期はデジタル化の流れで、曲もデータになりパソコン上で購入していましたが、レコードのように実際に手に取って買うのがいいですよね。“手に取る”ってことに意味があるんだと思います。それに同じ曲でもデジタルとアナログは音も違うので面白いなって思います」
──アナログ好きなのにデジタルな音楽を作るんですね。
「アナログが好きでアナログを聴いてきたからこそ、こんな音をデジタルで出せないかな?と思ったりします。初めからデジタルにフォーカスしていたわけではなく、年齢を重ねるとともに変化してきました。アコースティックギターを使っていた時もありました。高校を中退し、家出をしたりと大変な時期を経て、このままではダメだ!変わらないと!と思い、『ZOMBIE CHANG』として活動を始め、今の音楽へとシフトしていきましたね」
いろいろなことに挑戦したい。
自分磨きをして1個人として認められることが理想。
──モデル活動も始め、これからどんどん活動の場を広げていきたいですか?
「モデルは1年ほど前に始めたばかりなんです。まさか自分がモデルをするとは思っていませんでした。音楽にも共通しているのですが、私は何かを作ることが好きです。写真に写る自分の姿は、私が自分で認識している顔とは違っていて面白い。想像と現実の違いに驚くことも多いです。これからもやりたいですね。1個人でマルチに活躍している人に憧れます。なのでどんどん新しいことにチャレンンジしていきたいし、自分をもっと磨いていきたい!」
──音楽に関しては、新たに挑戦しようと思っていることはありますか?
「バンド体制でのライブをしてみたいです。仲の良い音楽仲間とのコラボなども楽しそうなので挑戦してみたいです!」
シャツ¥39,000/Unused(アルファ PR) パンツ¥28,000/Allege(カラーズ) その他/本人私物
Photos:Kenta Sawada
Interview & Text:Aya Tsuchii
Styling & Edit:Fumika Oi