ツーショット初公開! 鈴木えみと弟・依十にインタビュー。 謎に包まれた美形姉弟の関係に迫る
多くの人がおうち時間を過ごしていた5月下旬。インスタグラムのフォロワー数110万人を超える人気モデル、鈴木えみが投稿したストーリーズにファンは驚いた。そこには“弟”という端正な顔立ちの人物とテレビ電話をしているキャプチャ画面がポストされ、そのアカウントもタグ付けされていたのだ。Numero.jpでは、突如弟の存在を公表した鈴木えみと、弟・依十(えど)の初ツーショットをどこよりも早くキャッチ。姉弟の関係に迫るべく、二人にメールインタビューを行った。
お互い尊敬できる姉弟関係
──まずは、なぜ今弟さんの存在を公表しようと思ったのか教えてください。 えみ「弟とは諸事情で少し前から頻繁に会うようになり、インスタグラムの公開アカウントを作ったと聞いたのでタグ付けしてみたんです。そうしたら注目していただけた、という感じです」 依十「急にフォロワーが増えたので、いきなり何が起きたんだと驚きました。たくさんの方に注目していただき戸惑いましたが、投稿は今まで通りゆっくりマイペースに更新しています」──お二人で会う時は、何をすることが多いですか?
えみ「だいたいごはんを食べながら、近況を報告し合います。うちにごはんを食べに来たり、ラーメンを食べに行ったり。自粛期間は会えなかったけれど、2〜3週間に1回くらいのペースで会っています」
──依十さんは今、お仕事は何をされているのですか?
依十「今はグラフィックデザイナーを目指して勉強中です。もともと僕、長い間国内外を旅していたんです。たくさんの自然を目で見て感じて、自然が持つさまざまな顔と人類とのバランスを、どこに行っても強く感じました。自然が作り出す価値観と、人が作り出す価値観。この2つをアートを通して表現したいと思い、“FUTURE NATURE”をテーマにクリエイションをしているデザイン事務所YARのYOSHIROTTENさんに、グラフィックを教えてもらっています」
──えみさんから影響を受けていると感じることはありますか?
依十「モデルやデザイナーなど色々なことを同時に頑張っている姿を見ては、いつもすごいなと思っています。あとYOSHIROTTENさんは姉の昔からの友人で、知り合えたきっかけでもあるので感謝しています」
──えみさんは、依十さんから影響を受けていることはありますか?
えみ「依十は英語を話せるので羨ましくて、彼に会うたび、私も英語をもっと頑張らなきゃと思います。私は寂しがり屋ですが、依十は自由人で打たれ強い。というか、何を言われても全く気にしない性格なんですよね(笑)。どんな状況でも一人でやっていけそうな身軽さは、憧れるし尊敬している部分です。それにとても優しいところも好きです」
──お二人が似ているところはありますか?
えみ「性格はあまり似ていないと思うので、見た目で言ったらやっぱり唇ですね!」
コミュニケーションについて見つめ直したStay Home期間
──家で過ごす時間も多かったと思いますが、お二人はどう過ごしていましたか?
依十「僕の趣味はバスケットボールとカメラなのですが、自粛中はどちらも楽しめなかったので、最近はもっぱらオンラインゲームにハマっています」
えみ「私はStay Homeに慣れすぎちゃって、もはや心地良かったです。子供がいるのでしっかり1日のルーティーンを決めて過ごしていました。家族で料理を作って運動したり、娘と実験や工作をしたり。限られた空間の中で、充実した時間を過ごせるように工夫するのが楽しかったですね。あと最近はVRゴーグルを購入したので、楽しい使い方を模索しているところです」
──えみさんは、5月1日に会員制の有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」をローンチされましたよね。立ち上げた理由は何だったのでしょうか?
えみ「コミュニケーションのあり方を今一度見つめ直したい、というのが立ち上げた大きな理由です。不特定多数に向けた発信は、どうしても加減をすごく考えたり、情報を選ばなきゃいけなかったりするので、私が私らしく、コミュニティメンバーも安心してのびのびと交流できる場所を作りたかったんです。日々のインスピレーション源や洋服作りのプロセスなどを共有しつつ、ファッションだけに留まらないさまざまな情報をシェアしています。例えば日々の気づきから、“このアイテムよかったよ”ってシェアしたり、考えについての意見交換をしたりしています。メンバーのリクエストによってコンテンツ内容も充実させていき、毎日何かしらアクションを起こしています」
──オンラインワークショップも行っていますよね。
えみ「5月にはメイクアップアーティストのUDAさん、モデルで女優の佐田真由美さんと一緒にライブ対談を行いました。6月はBULYとオンラインワークショップを開催したり、今後も各分野からゲストを招いたオンラインワークショップやライブ対談を定期的に行い、時期を見てリアルイベントも開催したいと思っています。会員制のI to Lautashiならではのコンテンツで、表面的ではない豊かさを届けられるような場所作りを目指しています」
──Stay Home期間を経て、仕事や人生の価値観など何か変化はありましたか?
えみ「仕事面では新たに生まれた課題はありますが、オンラインでコミュニケーションが取れるI to Lautashiは、立ち上げてよかったという確信が得られました。プライベートではオンライン飲み会を何度か行い、会いたい人の顔を見られるので気は紛れましたが、早く生身の人たちと交流したい!という思いも同時に募りました。自分はとにかく動きたい、アクションを起こしたい人間なんだなと、改めて自己分析できた期間でした。一緒に暮らす家族とは、みんなで乗り越えなくてはとチームワークが強化され、力を合わせるって大事だなということも実感しました」
今後は姉弟でのクリエイションにも挑戦したい
──クリエイティブに生きるえみさんと依十さんですが、これからは二人での活動も増えるのでしょうか?
依十「僕は今まで自由気ままに生きてきたので、これからはもっと勉強して経験を積んで、グラフィックデザイナーとして社会貢献をしていくのが目標です。プロとして仕事ができるようになって、もし機会があれば、姉と一緒にものづくりをするのも楽しそうだなと思っています」
えみ「依十には、旅の経験やそこで培ったものをこれからはクリエイションに反映して、素敵なデザイナーになってほしいなと思っています。職種は違いますが近しい業界にいるので、今後は何か一緒にできたらいいですね。あと、プライベートではいつか一緒に旅に行きたいな」
──最後に、依十さんだから知っている、えみさんの意外な一面があれば教えてください。
依十「クールなイメージがあるかもしれませんが、酔っぱらうとかなり愉快な人になります(笑)。あとはああ見えて真面目で、仕事も子育ても遊びも一生懸命なパワフルな人なので、自分にとっては自慢の姉ですね」
Interview & Text: Ayumi Kinoshita Edit: Yukiko Shinto