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People Interview

ファッショニスタから支持されるオンラインサイト
ファーフェッチの新サービスが日本上陸

「ファーフェッチ(Farfetch)」の創設者兼CEO、ジョゼ・ネヴェス(José Neves)にインタビュー。日本での今後の展開とは?

Photos:Farfetch
Text:Etsuko Soeda
Edito:Michie Mito

Farfetch

世界各国のハイエンドなセレクトショップが厳選するラグジュアリーアイテムを展開するオンラインサイト「ファーフェッチ」。多くのファッショニスタが信頼を寄せる「ファーフェッチ」が導入を進めている画期的なサービス、「Click & Collect(クリック&コレクト、以下、C&C)」が、ついに今年10月に日本上陸。サイトでオーダーした商品を提携先のブティックで受け取りや試着ができるという、同サービス誕生の背景についてジョゼ・ネヴェスCEOに話を伺った。

──まずはC&C開始までの背景や経緯についてお聞かせください。

「『ファーフェッチ』は顧客とのインタラクティブなコンタクトが重要だと考えている。オンラインショッピングを楽しみながらも、美しいブティックの空間でのショッピング体験を味わってもらいたい、そういう思いからこのサービスを考えたんだ。我々はClick & Collectサービスをグローバルレベルで採用した最初のECサイトであり、どこの国のどんなブティックでも、クオリティ高いサービスを受けてもらえると確信している」

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L’Eclaireur(パリ)

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RESTIR(東京)

──現在世界で何店舗このサービスを展開しているのでしょうか?

「2014年11月スタートから現在、主要地域100店舗以上で提供している。ロンドンのBrowns、ニューヨークのHirsheifers、ミラノのAntonioli、パリのL’Eclaireurをはじめとする有力ブティックで取り扱いがあり、例えば『ファーフェッチ』でオーダーしたものを、旅先や出張で訪れた都市で受け取るなど、ライフスタイルに合わせてさまざまな利用方法を選択することができる」

──東京ではこの秋からスタートですが、すでにサービスを開始している海外での反応、成果とは?

「『ファーフェッチ』の顧客は平均購入単価が$700(約¥72,100)という購買力が非常に高いと言う特徴があり、そうした優良な顧客の来店を促すという点で、各ブティックから評価を得ている。顧客へサービスを提供しつつ、コーディネートに追加したいアイテムの購入につながったり、顧客と密にコミュニケーションをとることで、再来店のきっかけになったりもする。今年の夏のプロモーションイベントとして、ミコノス島に停泊するボートでC&Cを提供するという試みも行った。ヴァカンスでクルージングを楽しむ顧客がオンラインで買い物をして、それをボートで受け取ることができるというもの。クルージング中の時間は、デッキでくつろぎながらオンラインショッピングするのに最適だからね(笑)」

Farfetch
EN ROUTE GINZA

──今後、同サービスの日本における展開について。

「日本では、キャンディ(CANDY)、アンルート ギンザ(EN ROUTE GINZA)、アンルート 二子玉川(EN ROUTE FUTAKOTAMAGAWA)、H Beauty & Youth(エイチ ビューティアンドユース)、idea by SOSU(アイデア バイ ソウス)の5店舗からスタートした。現在もC&Cに興味を示してくれているブティックがいくつもあり、今後提携先を増やしていく予定だ」

“東京”発信のファッションが重要なカギ!?

Profile

José Neves(ジョゼ・ネヴェス)Eコマースサイト「Farfetch(ファーフェッチ)」の創業者兼CEO。2000年、ロンドンのシューズブランド「SWARE(スウェア)」をスタートして以降、「SIX London(シックス ロンドン)」や「b store(ビーストア)」を手掛けるなど、多方面で活躍。2008年に現職である「Farfetch」を設立。現在は、400店以上のパートナーブティック、100以上のパートナーブランドと提携し、1500を超えるブランドから、100,000点以上の商品を提供。190カ国で利用され、月間100万件のサイト訪問数を誇る。実業家としては、2015年に、ファッションブログBusiness of Fashionの「世界のファッション業界を形成する500人」に選ばれている。

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