負のエネルギーは子宮に溜まりやすい
美容&健康にフォーカスした風水占いで人気の愛新覚羅ゆうはんが、子宮から自分の人生を好転させる「子宮風水」で、美しさを磨き、さらに幸運まで引き寄せる美容の極意をアドバイス! 子宮を健康に保つ方法とは?(「ヌメロ・トウキョウ」2015年3月号掲載)
怒りや嫉妬も吐き出さないと、すべては子宮へ毒が溜まる
現代女性が抱える一番の問題はストレス。パートナーや男性の機嫌を考えながら自分の感情を抑制して、ついには自分自身を責めてしまい、子宮の中にストレスを溜め込んでしまったまま解消方法が見つからないという女性がとても多いのです。欧米ではカウンセラーの存在が身近ですが、日本では吐き出す場がないことで、負のエネルギーがどんどん子宮に溜まっていきます(風水では、男性は陽の気、女性は陰の気の生き物だとされ、負のエネルギーは陰の気のもとに集まりやすい)。だから、我慢をせず、嫉妬したり怒ったりする自分を抑えずに吐き出してほしいのです。誰かに話す、書き出してもいい……、とにかく子宮に負のエネルギーを溜め込まないように。友達同士でお互いに吐き出し合うこと、私はこれを毒の交換と浄化と呼んでいますが、毒を毒で制すように、言い合うことだけで発散させることができます。溜め込んだ悩みの感情やストレスが、やがて冷えをも生み出すことに。
子宮から女子力をアップさせる3つの方法
1.首・手首・足首を冷やさない
クライアントとセッションするとき、必ず手を触らせてもらうのですが、そのしっとり感や温度でその人の健康状態がわかります。東洋医学的には、湿っている人は腎臓が悪く、逆にカサカサの人は肝臓が疲れている可能性があります。特に気になるのは手が冷たい女性です。冷え性は風水的にも良くないとされているので、子宮を活性化するためには冷えを改善することが先決。冷える原因としては、長時間のデスクワークや化学調味料・添加物の摂取などが挙げられますが、最も大きな原因になるのは砂糖や小麦粉などの白い食べ物。白砂糖を多くとりすぎるとカンジタ(カンジタという真カビが膣、外陰部に感染、症状を起こす感染症)が増えるともいわれています。白い食べ物を控えることで、冷えを改善させ、子宮の状態を健康に導きましょう。
2.そけい部のリンパを流す
子宮に最も悪い行動は、座ったままの状態を続けること。これは左右の太ももの付け根あたり=そけい部が圧迫されている状態です。このそけい部はおへその下にある大きなリンパ節とつながっているので、温めたほうがいい部分。でも座っている体勢ですと、そけい部が完全に圧迫されて血液が流れず、下半身がどんどんむくんできます。デスクワークが続くときは、30分か1時間に一度は立ち上がったり、そけい部のマッサージをして血液の巡りを改善して。また、ガードルや着圧のタイツも圧迫するのでおすすめできません。できれば、寝るときは下着をはかずに解放してあげるのが◎。そけい部をマッサージするときは、ベッドに横たわったあお向けの体勢で、手のひらで優しくクルクルと刺激します。
(右)足のすねの内側にあるツボ「山陰交」は、女性の健康に欠かせない大切なツボ。別名「婦人の三里」とも言われる。生理痛、冷え性、更年期障害に効果的。生理痛や足の冷えを感じたとき指圧をして。(左)内くるぶしの斜め後ろの★は、子宮の反射区といわれ、外くるぶしの斜め後ろの★は、卵巣の反射区。生理痛や不妊で悩む女性の多くは、かかとまで冷えている場合が多く、かかとを温めるようにこのツボを意識して刺激することで、女性特有の悩みが改善される。
3.良質なお水を飲む
私たちの体の70%前後は水分で構成されています。全身の気を浄化して整えるためにも、質のいいお水を飲むことはとても重要です。ちなみに、500mlを一気に飲むより30分ごとに100mlずつ分けて飲んだほうが、体内への浸透率は高まります。ただし、むくみが気になる人は、20時以降の水分は控えめに。水の種類は、地産地消といわれるように、生まれた土地の水が最も適しているので、日本の軟水を選ぶようにして。疲れを感じるときなどは、アンチエイジング効果でも注目を集める水素水やケイ素水(シリカ)がおすすめ。また、生理前はアルカリ性のお水を。子宮は酸性が強くなるとカンジタ菌が発生してしまったり、精子が卵子にたどり着かなかったりすることもあるので、程よい弱アルカリ性を保つように意識しましょう。
Supervision:Yuhan Aishinkakura Illustration:Emma Mori CutoutPhotos:Yuji Namba Text:Aya Fujiwara Edit:Hisako Yamazaki