今月は前田敦子ビューティです。 | Numero TOKYO
Beauty / Editor's Post

今月は前田敦子ビューティです。

発売中の「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2019年9月号では、前田敦子さんが6年ぶりに登場。「宜しくお願いします」と撮影現場でみんなに丁寧に挨拶してくれる前田さんの腕のなかには、生後4カ月(当時)となる赤ちゃんがスヤスヤと眠っていました。

前回、撮影させていただいたのはAKB48を卒業して1年強たったぐらいのとき。6年ぶりの再会で、前田さんの大人っぽさに驚きました。セクシーでピュアな存在感はあのときと同じ。でも、いまのあっちゃんには、地に足をしっかりつけた魅力と母としての強さがあり、同性としても「素敵だな❤︎」と尊敬。

とても印象的だったのは、すっぴんで登場したときの透明感ある美しさ(幸せなオーラに包まれていました!)。撮影後もすぐにヘアメイクをとって、すっぴんへ。いまのあっちゃんは、飾らない素のままが一番美しく見えました。すっぴんに生き方が現れているって、すごいですよね!(写真下)

ヘアメイクする前のすっぴんの前田さん。
ヘアメイクする前のすっぴんの前田さん。

すっぴんのエピソードとして素敵だなと思ったのは、出産時に体重が18kgも増えてしまったそうなのですが、出産後すぐに復帰することも決まっており「体型を戻すのは大変だったのでは?」と聞いたら、「とくに焦りはなかったんです。体重が戻らなかったら、それはそれで“今のわたし”だから。ありのままの姿を皆さまに見ていただければと思って。今の自分を無理して着飾る必要がないのかな」と、笑顔で答えてくれたとき、自分のすべてを受け入れて、幸せを感じることができる人間としての強さに刺激を受けました。

私たちはどうしても“ないものねだり”だから、ネガティブな要素にフォーカスを当ててしまうけれど、本当に大切なものは意外にとっても少なく、そこに光をあてればいいんだなと!

また、インタビューで印象的だったのは、「妊娠がわかったとき、嬉しすぎて一人で泣きました」という言葉。旦那さまとの恋愛話から、妊娠中の心境、子育てについて、仕事を両立する母としての心境など、ロングインタビューでたっぷりと語ってくださっています。

撮影中もグズることなく、ずっと笑顔でママの仕事を見ていた息子さん。そんな愛息の姿に目を向けながら、「自分の子どもを見て『私もちゃんとしよう』って本当に思うんですよ」と話したときのあっちゃんの表情がとても素敵で、私の心にいまでもしっかりと刻まれています。

ぜひ皆様にもご覧いただけると嬉しいです。

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Profile

山崎尚子Hisako Yamazaki フリーランス・エディター。早稲田大学卒業後、出版社へ勤務。20代後半にロンドンへ2年間留学をして、London College of Communication(LCC)にてグラフィックデザインと写真を学ぶ。『VOGUE JAPAN』のビューティ・エディターを経て、『Numero TOKYO』創刊メンバーとして参加。ビューティ・ディレクター/エディトリアル・ディレクターとして、美容全般を手掛けた。現在Numero TOKYOにおいて、女優やモデルのビューティストーリーをはじめ、芸能関係のヴィジュアルページを担当。企業マーケティング、ビューティアドバイザーとしても活動。世界を巡る旅は、趣味を超えたライフワーク。

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