エディター発 モードな事件簿「日本の名店『和光』のハンカチーフ」 | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

エディター発 モードな事件簿「日本の名店『和光』のハンカチーフ」

小誌エディターの気になる最新トレンドや撮影の裏話まで、鋭い視線を盛り込んだトピックスをお届け!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年3月号掲載)

清潔感のある白のコットン地に花刺繍をあしらって。このデザイン以外にも和光には刺繍のハンカチーフが充実。「四季の花」各¥5,500/Wako(和光)03-3562-2111
清潔感のある白のコットン地に花刺繍をあしらって。このデザイン以外にも和光には刺繍のハンカチーフが充実。「四季の花」各¥5,500/Wako(和光)03-3562-2111

淑女のハンカチーフに見る 再び新鮮な“オーセンティック”

今月号のバッグとその中身特集について打ち合わせるなかで、コロナ禍ではマストな小物なのにおしゃれなハンカチが少ないことに気づきました。注意力散漫ゆえの粗相対策用に比較的ハンカチ所有率が高いのですが、あらためて紹介したいのが日本の名店「和光」のハンカチーフ。ハンカチじゃないんです。商品名でもわかるとおり、可憐な花刺繍も相まって、バッグに忍ばせているときは心が清らかになるような気がします。劇的な変化の時代だからでしょうか。ファッションならケーブルニットやコインローファー、食なら純喫茶やトラットリア、ビストロなどオーセンティックなものの不変な強さに惹かれます。 和光 03-3562-2111

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Profile

古泉洋子Hiroko Koizumi コントリビューティング・シニア・ファッション・エディター。『Harper's BAZAAR』『ELLE Japon』などのモード誌から女性誌、富裕層向け雑誌まで幅広い媒体での編集経験を持つ。『NumeroTOKYO』には2017年秋よりファッション・エディトリアル・ディレクターとして参加した後、2020年4月からフリーランスとしての個人発信を強め、本誌ではファッションを読み解く連載「読むモード」を寄稿。広告のファッションヴィジュアルのディレクションも行う。著書に『この服でもう一度輝く』(講談社)など。イタリアと育った街、金沢をこよなく愛する。
Instagram: @hiroko_giovanna_koizumi

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