ゆるい可愛さに悶絶した「Acne Studios」のあのコたちがついに! | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

ゆるい可愛さに悶絶した「Acne Studios」のあのコたちがついに!


今年の春、オンラインで発表されていた2021AWコレクションを取材するなかで、個人的にグッと心を掴まれた存在がありました。それは「Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)」のコレクションに登場した動物のアクセサリー。ついに発売された、あのコたちの可愛さをお伝えしたいと思います。


アクネ ストゥディオズの2021年秋冬は、着古したような味わいや、懐かしさのある素材を使いながら、ボリューミーかつシェイプされたシルエットでモダンに表現されたコレクション。夢の世界から目覚めの現実へと向かうヴィジュアルの進化であり、ノスタルジーとファンタジーをないまぜにしたような世界観は、不安を抱えながら過ごしていたコロナ禍に、なんとも言えない安らぎをもたらしてくれました。
 そのなかでバッグ代わりやアクセサリーとして登場していたのが、セラミックでできた“濡れた子犬”的な繊細さを持つ刹那顔の動物たち。無造作に小脇に抱えたり、耳元で揺れたり……パステルな甘い色合いの動物たちが絶妙な存在感を醸し出していました。 これはフランスとロシアのアーティスト、アポリナリア・ブロッシュとのコラボレーションで生まれたもの。彼女はパリの美術学校で学び、モスクワのアンダーグラウンドなアート界で育った彫刻家。映画撮影に携わった後、陶器制作やインスタレーションを行なっています。

制作のようすを捉えたムービーでは、車に乗せられるあのコたちも! ぜひ最後まで見て欲しいです。不完全な可愛さにイチコロです。残念ながらオブジェの販売はないけれど、アクセサリーをアクネ ストゥディオズの全店舗とacnestudios.comで発売中。早く連れて帰らねば!



Acne Studios Aoyama
アクネ ストゥディオズ アオヤマ
TEL/03-6418-9923

Profile

古泉洋子Hiroko Koizumi コントリビューティング・シニア・ファッション・エディター。『Harper's BAZAAR』『ELLE Japon』などのモード誌から女性誌、富裕層向け雑誌まで幅広い媒体での編集経験を持つ。『NumeroTOKYO』には2017年秋よりファッション・エディトリアル・ディレクターとして参加した後、2020年4月からフリーランスとしての個人発信を強め、本誌ではファッションを読み解く連載「読むモード」を寄稿。広告のファッションヴィジュアルのディレクションも行う。著書に『この服でもう一度輝く』(講談社)など。イタリアと育った街、金沢をこよなく愛する。
Instagram: @hiroko_giovanna_koizumi

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