Fashion / Feature
プラダの今シーズンのキーアイテムとなったのは、胸元にトライアングルロゴをあしらったタンクトップ。スポーティな要素には、フランネルとクラッシュドサテンなどの異素材をコネクトしたスカートを合わせ、リュクスなエッセンスをひとさじ。意外性のあるスタイリングで、プラダ流のフェミニ二ティが香りたつ。
「The Next Era」と題し、ブランドが誇るクラフトマンシップとテクノロジーを融合させたディオール。アイコン的アイテムのバージャケットにフードをドッキングしたり、丈の違う布を合わせたミモレ丈のスカートは、ユニフォームライクな装いをモダンに昇華してくれる。
「ヤング・アダルトフッド」をテーマにしたルイ・ヴィトンのコレクション。ビッグシルエットのジャンパースカートは、サイドにあしらわれた大きなポケットが相まってどこかイノセントな雰囲気に。ツイードを思わせるグラフィックにシークインを合わせたアプローチで、個性的な雰囲気を引き出して。
新クリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーを迎え入れたボッテガ・ヴェネタ。大きく広がるフレアスカートの下から歩くたびに揺れるレザーフリンジを覗かせて、デイリーな装いをラグジュアリーにアップデートさせた。コレクションを構成するあらゆるアイテムがレザーで仕立てられ、ブランドが誇るクラフツマンシップが随所に光る。
吹雪が荒れる2022年秋冬コレクションの会場で、ウクライナ作家の詩の朗読からスタートしたバレンシアガ。ラストを飾ったスイムスーツガウンは、巨大なトレーンと美しいスカイブルーが目を惹くデザイン。平和を願うデムナの想いをのせたダイナミックなウェアが、着る人にパワーを与えてくれる。
会場からウェアまでコレクションをピンクで染め上げたヴァレンティノ。ドラマティックなビッグマントは身体を覆いつつも自由に揺らめき、ありのままの女性の美しさを讃えているよう。パントンとコラボした意思強めのピンク一色という制限の中で、表現の可能性を最大限に広げる新しいアプローチはさすが。
気負わない日常着にラグジュアリーな要素をプラスしたジバンシィ。鮮やかなイエローカラーで仕上げたドレスの中に、ヘムラインがユニークなスカートをレイヤリング。遊び心のあるボリューム感が今っぽい。
ミニマムでタフなのに上質さを感じるフェンディのデニムドレス。レイヤーポケット付きのベルトはウエストマークしながらスマートフォンを収納することも可能。まさに現代の女性像を体現した一着となっている。
肩から袖にかけて円を描くようなフォルムに仕上げたドリス ヴァン ノッテンのロングドレス。60年代のクチュールを想起させるエキゾティックなフラワーのモノトーンプリントが力強い生命と妖艶さを演出。赤いグローブをアクセントにスパイスアップを狙って。
ブラックのスーチングは、サンローランらしい艶っぽさを感じさせる不敵なアイテム。ダイナミックなショルダーからすっきりとした裾にかけて、洗練された縦のラインを引き立てたデザインが力強い佇まいを生みだしてくれる。
田中杏子のリアル・モード 「supple strength」
色味やシルエットなどが計算し尽くされたベーシックアイテムの新解釈が目立った2022年秋冬コレクション。シンプルな中にも女性らしいしなやかな強さが、モード偏差値を一気に引き上げてくれる。田中杏子がピックアップした最旬ルックに身を包み、唯一無二の存在感を放って。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年10月号掲載)
意外性が生む新コード
タンクトップ¥111,100 スカート¥902,000(ともに予定価格)/Prada(プラダ クライアントサービス 0120-45-1913)
プラダの今シーズンのキーアイテムとなったのは、胸元にトライアングルロゴをあしらったタンクトップ。スポーティな要素には、フランネルとクラッシュドサテンなどの異素材をコネクトしたスカートを合わせ、リュクスなエッセンスをひとさじ。意外性のあるスタイリングで、プラダ流のフェミニ二ティが香りたつ。
時空を超えたクラシカルウェア
ジャケット¥690,000 スカート¥830,000 カチューシャ¥250,000 ピアス¥115,000 チョーカー¥250,000 ソックス¥61,000 シューズ¥193,000/すべてDior(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
「The Next Era」と題し、ブランドが誇るクラフトマンシップとテクノロジーを融合させたディオール。アイコン的アイテムのバージャケットにフードをドッキングしたり、丈の違う布を合わせたミモレ丈のスカートは、ユニフォームライクな装いをモダンに昇華してくれる。
懐かしさ漂う大人のエレガンス
ドレス¥1,149,500 ニットトップ¥233,200 /すべてLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854)
「ヤング・アダルトフッド」をテーマにしたルイ・ヴィトンのコレクション。ビッグシルエットのジャンパースカートは、サイドにあしらわれた大きなポケットが相まってどこかイノセントな雰囲気に。ツイードを思わせるグラフィックにシークインを合わせたアプローチで、個性的な雰囲気を引き出して。
日常から生まれる新しさ
トップ¥217,800 スカート¥3,52,000 シューズ¥126,500/すべてBottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)
新クリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーを迎え入れたボッテガ・ヴェネタ。大きく広がるフレアスカートの下から歩くたびに揺れるレザーフリンジを覗かせて、デイリーな装いをラグジュアリーにアップデートさせた。コレクションを構成するあらゆるアイテムがレザーで仕立てられ、ブランドが誇るクラフツマンシップが随所に光る。
立ち向かう勇気をもらえるリュクス
ガウン(仕様変更あり)¥435,600 ブーツ 参考商品/ともにBalenciaga(バレンシアガ クライアントサービス 0120-992-136)
吹雪が荒れる2022年秋冬コレクションの会場で、ウクライナ作家の詩の朗読からスタートしたバレンシアガ。ラストを飾ったスイムスーツガウンは、巨大なトレーンと美しいスカイブルーが目を惹くデザイン。平和を願うデムナの想いをのせたダイナミックなウェアが、着る人にパワーを与えてくれる。
フォルムで魅せるピンクの可能性
ケープ¥742,500 パンツ 参考商品/ともにValentino ピアス¥295,900 グローブ¥91,300/ともにValentino Garavani(すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク 03-6384-3512)
会場からウェアまでコレクションをピンクで染め上げたヴァレンティノ。ドラマティックなビッグマントは身体を覆いつつも自由に揺らめき、ありのままの女性の美しさを讃えているよう。パントンとコラボした意思強めのピンク一色という制限の中で、表現の可能性を最大限に広げる新しいアプローチはさすが。
洗練されたレイヤードスタイル
ドレス¥341,000 中に着たスカート¥265,100 ネックレス¥1,195,700 ブーツ¥319,000(ドレス以外参考価格)/すべてGivenchy(ジバンシィ表参道店 03-3404-0360)
気負わない日常着にラグジュアリーな要素をプラスしたジバンシィ。鮮やかなイエローカラーで仕上げたドレスの中に、ヘムラインがユニークなスカートをレイヤリング。遊び心のあるボリューム感が今っぽい。
エレガントな新ユニフォーム
ドレス¥231,000 チャーム¥60,500(ともに予定価格)/Fendi(フェンディ ジャパン 03-3514-6187)
ミニマムでタフなのに上質さを感じるフェンディのデニムドレス。レイヤーポケット付きのベルトはウエストマークしながらスマートフォンを収納することも可能。まさに現代の女性像を体現した一着となっている。
官能美を引き出すシルエット
ドレス¥305,800 グローブ¥79,200/ともにDries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン 03-6820-8104)
肩から袖にかけて円を描くようなフォルムに仕上げたドリス ヴァン ノッテンのロングドレス。60年代のクチュールを想起させるエキゾティックなフラワーのモノトーンプリントが力強い生命と妖艶さを演出。赤いグローブをアクセントにスパイスアップを狙って。
内に秘めた力強さ
ジャケット¥396,000 パンツ¥148,500 リング¥71,500 シューズ¥170,500(参考価格)/すべてSaint Laurent by Anthony Vaccarello(サンローラン クライアントサービス 0120-95-2746)
ブラックのスーチングは、サンローランらしい艶っぽさを感じさせる不敵なアイテム。ダイナミックなショルダーからすっきりとした裾にかけて、洗練された縦のラインを引き立てたデザインが力強い佇まいを生みだしてくれる。
Photos:Yusuke Miyazaki Fashion Director:Ako Tanaka Hair:Kenshin Makeup:Nobuko Model:Eleonore at Donna Model Edit & Text:Shiori Kajiyama